8月26日(土)の16時から、岡山県岡山市内のアークホテル岡山にて、平成29年度第69回 岡山県校友会総会・懇親会が開催され、大盛況のうちに終了した。
岡山県内に勤務・在住する校友はもちろん、隣県の香川県校友会、広島県校友会、広島県東部校友会から多数参加、さらには現役の応援団員も10名近く駆けつけ、大学・校友会本部からの来賓を含め、総勢160名ほどの参加となった。岡山県校友会の世代を超えた繋がり、他県校友会との絆の深さにより、初めから終わりまで数々の催し、参加者による挨拶が披露され、明るく元気で熱気に包まれた総会となった。
会場のアークホテル岡山では、当日早い時間より岡山県校友会事務局、ならびに岡山県校友会平成会(若手組織)のメンバーが多数集まり、会場設営、受付準備をはじめとした総会・懇親会の準備が首尾よく進行。総会開始1時間前には、万全な状態となっており、多数の立命館法被を着た事務局メンバーが、総会参加者を笑顔で迎えていた。160名ほどの校友が一堂に介し会場が熱気に包まれる中、定刻となり、司会進行を務める3名より自己紹介が行われ、平成29年度岡山県校友会総会・懇親会が開会。本総会・懇親会の司会進行は、元RSK山陽放送アナウンサーの太田雅仁氏(78法)、中国銀行勤務の冨谷幸孝氏(01 産社)、立命館大学法学部4回生の武田彩佳さん(岡山県出身/2014年ミスキャンパス立命館 準グランプリ)の3名が交代しながら務めた。現役の立命館大学生、しかもミスキャンパス立命館準グランプリとなる武田さんの登場に、会場は開会から大いに盛り上がった。
はじめに、立命館大学応援団のリードにより参加者全員で校歌斉唱。応援団の口上では、岡山県出身である2011年度立命館大学応援団団長の難波しのぶ氏(現立命館大学研究部職員)、さらには2015年度立命館大学応援団団長の小坂田氏の意志を引き継ぎ、日々活動に熱を持って打ち込んでいる旨が語られ、それを体現するキレのある演舞が井上凌団長より送られた。
続いて、立命館を代表する研究者、スポーツ健康科学部 学部長の伊坂忠夫教授より、「アスリートの競技力向上に貢献する最新研究の紹介」と題した講演が行われた。講演ではスポーツ健康科学部の教育・研究内容、研究棟に設置された最新設備の紹介からはじまり、さらには立命館に新しく誕生した屋外・屋内プールを設置した「スポーツ健康コモンズ」の紹介も行われつつ、VRを用いた野球の練習等、競技力向上を目的とした最新の研究に参加校友は驚きの声を上げていた。講演の終盤では、スポーツの研究促進により、アスリートの競技力は年々向上し、陸上、水泳、体操をはじめ世界記録が毎年のように更新されているとの紹介が様々なデータとともに紹介された。講演の締めくくりとして、一流アスリートだけではなく、幅広い世代、多用な価値観を超えて、健康促進のためにスポーツがより普及していけるよう、「運動の生活カルチャー化」を目指しているとの抱負が述べられた。講演後、会場からは岡山県校友会守屋博司会長(70産社)をはじめ質問が多数出され、会場はさらに熱気を帯びた。
講演会終了後、岡山県校友会の守屋会長より挨拶が行われ、「校友会は大きく3つの意義がある機会と考えられる。80種類以上の異業種間での質の高い情報交換の機会。若い人は先人から、年齢が上の人は若い人から学ぶという世代を超えた交流の機会。さらには同じ立命館を卒業し、近しいカラーを持っている校友と、良いコミュニケーションを図り良い未来に繋げる機会。これらの意義をより深めつつ、ますます岡山県校友会が発展することを祈念したい」と語られた。
続いて来賓紹介が行われ、大学代表として川口清史顧問(立命館大学前総長)、校友会代表として小野守通副会長(69経営)、宮城県校友会の大沼久明会長(62法)、校友会事務局より古澤秀晃(12産社)、さらには他県校友会の紹介がなされた。香川県校友会から松浦会長、竹田副会長、山下顧問、豊島幹事、大須賀事務局次長、新田事務局次長の計6名、広島県校友会から田中監査、広島県東部校友会から竹山副会長、桑木文子氏の計2名の出席があった。
来賓紹介の後、大学代表として川口顧問より挨拶が行われ、校友への謝辞、校友会への期待とともに、ホッケー部、野球部をはじめとした学生の活躍、さらには食マネジメント学部、グローバル教養学部(仮称)の開設をはじめとした学園の近況報告が行われた。最後に、「校友が全国で活躍しており学園として誇りに思う。これからも学園と校友が共に歩んでいけるようお力添えいただきたい」と述べられた。
続いて、校友会を代表して小野副会長より挨拶が行われ、「岡山藩の藩政改革を行った山田方谷。そこから、河井継之助、小林虎三郎と意志が受け継がれていった。小林虎三郎は教育第一主義を掲げ、米百表をもとに次世代の教育に力を入れようと学校を作った。その高い志のルーツとなる岡山県の皆さんに、今後よりいっそう未来人財育成基金へのご協力をお願いしたい」と協力の呼びかけが行われた。
来賓挨拶の最後に、宮城県校友会の大沼会長より挨拶が行われ、復興支援ツアーをはじめとした東日本大震災復興支援事業、全国からの復興支援金等のご支援に対する謝辞が述べられた。さらには来年2018年仙台で開催される「オール立命館校友大会2018 in 仙台」への参加が呼び掛けられ、挨拶は締めくくられた。
いずれも挨拶前に岡山県校友会事務局による丁寧な来賓者紹介が行われ、参加者に来賓者のプロフィールが詳細に伝えられた上での挨拶となった。登壇者は、丁寧な紹介に驚きつつ、それぞれ感謝の言葉を述べていた。
総会議事では、岡山県校友会の廣江夕佳理事務局長(73産社)より、テンポの良い進行で、役員体制、事業報告及び会計報告の報告が行われ、いずれも拍手をもって承認された。最後に、今総会開催にあたっての景品提供への謝辞とともに、来年の岡山県校友会70周年記念について告知がなされた。
総会の締めくくりとして、校友会未来人財育成基金による支援を受けた学生のDVD上映、さらには岡山県校友会の三垣幸治副事務局長(76経営)より協力の呼びかけが行われ、総会は終了となった。
第2部懇親会では、はじめに、親子で立命館を卒業された校友2組がステージに登壇。父親である、今井義昭さん(60経済)、小川博巳さん(85経済)から挨拶が行われ、「親子で校友会に参加することができ感無量」との言葉に会場は大きな拍手に包まれた。父親とステージに登壇した今井利浩さん(89産社)、笠原真由子さん(16経営)は恥ずかしそうな表情を浮かべながらも、時おり嬉しそうな笑顔を見せていた。そのまま、2組の親子により乾杯発生が行われ、懇親会は華々しくスタート。
懇親会のはじめに、あらためて近隣校友会からの参加について紹介が行われ、会場から各校友会へ大きな拍手が送られた。続いて、立命館大学応援団がステージに上がり、日ごろの応援風景を臨場感たっぷりに再現した「ファイト・オン・ステージ」を実施。立命館魂を込めた華麗な演舞、流れるような応援形態が披露された。応援団は1名を除き4回生の出演となり、これまでの4年間で培ってきた応援団魂を全力で込めた迫力あるステージに、会場は大いに盛り上がった。
明るく和気藹々とした雰囲気で懇親会が進んでいくなか、中盤では新校友、ならびに若手校友の紹介が行われ、参加者からは元気良く、それぞれの個性が発揮された挨拶が行われた。自身の仕事のアピールや、ボーリング大会等の若手校友の集まりについての呼びかけも行われ、校友会参加の意義が十分に伝わってくる内容となった。登壇者には、記念品としてバナナ一房がそれぞれ送られ、バナナを手にステージを下りる若手校友の姿に会場は笑いに包まれた。
続いて、廣江事務局長のルール説明を踏まえた上で、毎年恒例の100円じゃんけんが開催。参加者の相手を務める「幸運の女神」として、懇親会の司会を務める、武田彩佳さんが登壇。明るく華やかな笑顔とともに繰り出される武田さんのじゃんけんに会場の各テーブルから、一喜一憂する声が聞かれ、最終的に3名の勝者がステージに。会場中が見つめる緊張に包まれた最終じゃんけんの結果、片山美可さん(91文)が優勝した。会場中の100円を総取り。。。と、思いきや、未来人財育成基金としてご寄付されることに!(毎年参加されているとのことで、笑顔のご寄付)基金のお礼として、代わりに伝統衣装に包まれた、洋人形が片山さんに贈られた。
じゃんけん大会の熱気に包まれ、歓談が進む中、参加校友を代表して、今回初参加となるアメリカ人女性校友(国際留学生として立命館大学国際関係学部を卒業し、現在は岡山県内の高校で英語教師)より初参加の感想が述べられ、会場は温かい拍手に包まれた。
続いて、毎年恒例のチャリティー抽選会が開催。見事当選した参加者は、母校・後輩支援の想いを込めて当選番号が記載された封筒に未来人財育成基金を包み、立命館グッズや京都の名産、さらには先輩校友からの提供品との引き換えを行った。次々と当選されていく中、大学代表の川口顧問も見事当選、結果なんと「りらっくまの着ぐるみ」に。遠方からの出席との兼ね合いにより、景品の交換が行われつつも、川口顧問のりらっくま当選に会場は大いに盛り上がった。抽選会の途中で、校務の関係上、川口顧問、伊坂教授が退場となり、会場からは大きな拍手が2名に送られた。
イベント続きの懇親会に、会場では賑やかな笑い声が響き渡るなか、いよいよクライマックスに。
参加者全員で会場いっぱいに広がる大きな輪となり、立命館大学応援団のリードによる、校歌、寮歌、応援歌の斉唱が行われた。
寮歌では2017年度応援団副団長 仰美津穂が円の中心でキレのある演舞を披露し、学生生活の4年間を彷彿とさせた。最後に、団長、副団長のツインリーダーによる全国屈指の名応援歌「グレーター立命」を全員で歌い上げ、会場の熱気は最高潮に。全国校友大会のような雰囲気の一体感が醸成されるとともに、会場は大きな拍手に包まれた。
最後に、岡山県校友会平成会の大森正義会長(89経済)による岡山県校友会の未来を期する力強い中締めの挨拶で、会はお開きとなった。
最後に毎年恒例の全体集合写真が撮影され、岡山県校友会の一体感、会の盛り上がりを象徴する記念撮影となった。来年は第70回記念総会を岡山市内で開催予定。
本総会・懇親会には、事務局から古澤課員(’12産社)が出席した。