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理工学部 小川准教授「自転車通行環境整備と自転車利用者の行動分析について」2011 年 5 月 14 日

http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20110513ddlk26040463000c.html

京都・堀川署で理工学部の小川圭一准教授が一日署長に委嘱され、署員や交通ボランティアら約70人の参加者に「自転車通行環境整備と自転車利用者の行動分析について」と題して講演。

小川研究室『都市交通研究室』

http://www.ritsumei.ac.jp/se/rv/ogawa/research.html

研究テーマ(1)【自動車交通に関する研究】

自動車交通は非常に便利である反面、交通渋滞、交通事故といったさまざまな問題も抱えています。交通渋滞や交通事故をできるだけ少なくするためには、それらの原因となるドライバーの運転行動を分析し、そのような行動が少なくなるような道路整備や、交通管理、交通制御をすることが必要になります。
この研究では、自動車利用者や横断歩行者の行動分析を通じて、自動車交通の渋滞対策、安全対策や、自動車交通によるCO2排出量の削減について考えます。たとえば、以下のような研究テーマがあります。

◆ 交通事故多発地点における自動車走行挙動の分析と交通安全対策の検討
◆ 横断歩道付近における自動車走行挙動と歩行者挙動の分析
◆ 案内標識の配置計画に対する簡易ドライビングシミュレータの適用性に関する検討
◆ 道路ネットワーク上における案内標識の配置計画に関する検討
◆ 自動車交通によるCO2排出量の削減のための交通手段選択行動の分析

研究テーマ(2)【自転車・二輪車交通に関する研究】

立命館大学BKCでは、多くの学生が自転車や二輪車で通学しています。このためBKC周辺では、通学時間帯に大量の自転車や二輪車が集中し、交通渋滞、交通事故なども発生しています。
自転車や二輪車の行動特性は歩行者、自動車とは異なるため、その行動予測や安全対策の考え方も異なります。この研究では、自転車や二輪車の走行特性についての分析をおこない、安全な自転車交通、二輪車交通のための道路空間整備について考えます。たとえば、以下のような研究テーマがあります。

◆ 南草津地区における自転車・二輪車利用者の経路選択特性の分析
◆ 自転車・歩行者道における通行区分の表示方法と遵守率との関連分析
◆ 自転車の車道走行の安全性と道路条件・交通条件との関連分析
◆ 自動車交通によるCO2排出量の削減のための自転車利用促進方法の検討

研究テーマ(3)【歴史都市防災に関する研究】

多くの文化遺産をもつ歴史都市では、災害時においても文化遺産を適切に守ることが必要になります。また、歴史都市は観光都市でもあり、災害時には市民とともに観光客の安全を図ることも重要になります。
この研究では、歴史都市における観光客の交通行動分析や、避難誘導方法の検討をおこないます。また、歴史都市や文化遺産の防災の重要性について考えるため、それらに対する社会的な着目度の分析や、観光資源としての文化遺産の評価をおこないます。たとえば、以下のような研究テーマがあります。

◆ 歴史都市における観光客の避難誘導方法の検討
◆ マスメディア報道からみた文化遺産防災に対する社会的着目度の分析
◆ 旅行費用法を用いた観光資源としての文化遺産の評価
◆ CVM(仮想市場評価法)を用いた文化遺産防災に対する市民の支払意思額の分析

小川准教授の研究業績

http://www.ritsumei.ac.jp/se/rv/ogawa/gyoseki.html


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