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中国古筝奏者”伍芳”デビュー10周年記念コンサート開催!!2006 年 9 月 25 日

9月24日(日)午後5時、産業社会学部出身の中国古筝奏者”伍芳”がデビュー10周年記念コンサートを母校産業社会学部の基本棟以学館1号ホールで行い、約300名の現役学生、校友、父母らに絶賛の拍手を浴びました。伍芳は、上海音楽学院を首席で卒業後、京都に住むお姉さんを頼って産業社会学部に入学。しかしまもなく、阪神大震災でそのお姉さんを失うという悲しい出来事に見舞われました。彼女はその悲しみを乗りこえて、卒業後プロの演奏家、歌手として活躍、様々な支援者達に囲まれて、日中友好に大きな貢献をしつつ10年の時を過ごしてきました。会場では、彼女の演奏に乗せて彼女とご家族の歴史を辿る映像も流され、ご夫君が見守るなか「立命館は卒業して時が経つほどに母校であることの喜びが増す大学、今後も立命館の出身であることを誇りに努力していきます」と語りました。彼女は、日本語指導を含めて応援してくれるNHKラジオセンターチーフアナウンサー村上信夫さん(なんと校友が経営する衣笠幼稚園のご出身とか)の助けを得て気さくなステージトークでも観客を魅了。彼女のプロゼミの担任であった赤井教授も花束をもってステージに登場しました。なお、伍芳は、立命館大学と校友会がすすめるジョクジャカルタ震災復興支援事業にも協力、会場で参加者に支援を訴え、会場出口に置かれたカンバ箱には4万円を超える支援カンパが集まりました。中国・上海生まれ。9歳より中国古箏の第一人者、王昌元氏より手ほどきを受ける。 その後、中国で最も難関といわれる上海音楽学校に入学。郭雪君氏に師事し、古箏を中心にピアノや音楽の基礎理論などを幅広く勉強する。
<伍芳プロフィール>
1990年7月同校を首席で卒業し、来日。1996年9月に東芝EMIよりデビュ-アルバム「箏心」をリリ-スする。日本における現在の中国楽器ブ-ムの先駆けとなる。その間、南こうせつ氏、伊勢正三氏、東儀秀樹氏(雅楽師)、中西俊博氏(ヴァイオリン)、木乃下真市氏(木下伸市 改め)(津軽三味線)、西村由紀江氏(ピアノ)、溝口 肇(チェロ)など数々のア-ティストと共演。多数のTV・ラジオ出演のほか、2002年には古谷一行氏の朗読とのコラボレ-ション(言の葉コンサ-ト・ツア-)、狂言、人形浄瑠璃文楽との共演、皇太子様、雅子様の前での御前演奏等々、意欲的な演奏活動を行っている。また、さだまさし原作の映画「精霊流し」に音楽でも参加している。2004年2月25日には、映像付きの初めてのベストアルバム「万華鏡」をリリ-ス。同年5月には、ハワイにて,グラミー賞受賞アーティストのSAX奏者、KENNY Gと共演し、高い評価を得る。これがきっかけとなり、同年7月のKENNY G JAPAN TOUR全ヶ所にゲストとして参加する。現在は、中国の古典、現代曲だけにとどまらず、様々なジャンルに挑戦、一方で、自演はもちろん他のア-ティストへの楽曲提供など、作曲活動にも力を注ぐ。2006年5月には、ドイツBambergで開催された「EuroFestival Zupfmusiku2006」に参加し、絶賛される。独自の音楽世界<ウ-・ファンワ-ルド>を展開し、その確実なテクニックと美しい音色で聴衆を魅了し続けている。2006年6月28日には、通算9枚目のアルバム「Jasmine Flower~中国歌物語~」を発売。
<伍芳からのメッセージ>
立命館大学校友会の皆様
この度、立命館大学でコンサートできることを本当に嬉しく思っております。大学を卒業後、デビューして今年で10年になります。この間校友会の皆様がいつもあたたかく応援して下さいますことに心から感謝しお礼を申し上げます。(中略)皆様への感謝の気持ちを込めて思い出に残るステージにしたいと思います。


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