吉岡町第四保育園の保育士。毎日ギターを片手に園児と一緒に歌ったり遊んだりしている。昨年、栃木県で幼稚園教諭をしている人見将之さんと2人で音楽ユニット「シャボン玉」を結成、群馬、栃木両県の保育園や児童館などに出向いて「遊びライブ」を開き、子供達の心をつかんでいる。
ユニットではギターやハーモニカを担当する。大学時代に路上ライブで長渕剛や尾崎豊の曲を歌った経験が生きている。「子供が喜んでくれる歌を作りたい」。歌う曲はすべてオリジナルで、手遊びや振りがついている。
男性保育士は今でこそ保護者に受けいられるようになったが、県内ではまだ数少ない存在。保育園で働き始めた11年前は肩身の狭い思いをすることもあった。県外の仲間を得て、長年の思いを実現させた。
昨年11月に長女が誕生し、親の気持ちで園児を見ることができるようになった。「普段の保育士の仕事を基に、もっと活動を広げたい」と張り切っている。
平成18年7月18日の上毛新聞掲載記事より