震災復興支援群馬交響楽団第471回定期演奏会
平成23年3月27日(日)群馬音楽センター
東北地方太平洋沖地震のため、指揮者のC・H・シュテフェンスさんが来日できなくなり、演奏会そのものの開催も危ぶまれましたが、代わりに首席指揮者の沼尻竜典さんが指揮をするという異例のかたちでおこなわれました。冒頭、バッハのアリアを演奏し、被災地ならびに被災された方々に哀悼の意を表しました。 演奏会は、現在ヨーロッパで最も注目を浴びている若手ピアニストの一人である小菅優さんのベートーベンのコンチェルトが素晴らしく、満員の聴衆を魅了しておりました。
会場内には、義援金コーナーも数か所設けられ大変な人だかりでした。ボクも、僅かですが寄付をさせていただきました。こんな時期のコンサートですが...良質の音楽に接することは間違いなく癒しとなるし、色々な人が色々な想いで会場に足を運んでいたようでした。国道17号で帰路につきましたが、ネオンの灯りの消えた街は暗く、チューリップの「心の旅」の一節を、ちょっとつらく思い浮かべてしまいました。
♪♪ にぎやかだった街も今は声を静めて、なにをまっているのか なにをまっているのか... ♪
指揮:沼尻 竜典(群響首席指揮者・芸術アドヴァイザー)
ピアノ:小菅 優
Conductor:Ryusuke Numajiri
Piano:Yu Kosuge
ドビュッシー/ 牧神の午後への前奏曲
ベートーヴェン/ ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58
ブラームス/ 交響曲 第2番 ニ長調 作品73
Claude Debussy/Prelude a l’apres-midi d’un faune
Ludwig van Beethoven/Piano Concerto No.4 in G major,Op.58
Johannes Brahms/Symphony No.2 in D major,Op.73
広報委員長 坂東 太郎