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第4回全日本大学女子選抜駅伝競走大会 堂々の4連覇達成2006 年 12 月 21 日

1月8日(月・祝)、舞台をさいたま市からつくば市に移して開催された第4回全日本大学女子選抜駅伝競走大会(6区間30.67キロ)において、立命館大学体育会女子陸上競技部が1時間40分17秒のタイムで優勝を飾り、第1回大会から続く4連覇を達成した。

(...観戦を終えて)
スタート直前、立命応援団のホントすぐ後ろほとんど誰も気づかなかったと思いますが、十倉コーチと1区樋口選手を発見しました。えっ、何でここにいるの?...とても緊張しているというか集中している様子で、さすがのボクも「がんばってください」と囁くように声をかけるのが精一杯でした。3区の中間点付近で(実は個人的にはファンの)名城大中尾真理子選手が迫っていた時、「小島一恵ぇー、つくばおろしはキミの味方だぁー!」と日テレおやじなみに声を張り上げていたのもやはりボクであります。その直後から2位との差をぐいぐい拡げていったのはご存知のところです(ホントですョ)。杜の都の妖精が樋口さんなら、つくばの森はさしづめ後藤ワールドといったところでしょうか。後藤さん才上さん三浦さん矢口さん小中さん山本さん、そして何といっても高橋さん、君たちはホントに素晴しい4回生でした。オメデトウ!そしてありがとう。

(...ところで駅伝時評って、ナニ?)
駅伝時評なるものがあり、最後の部分は以下の通りである。
【それにしても……。全日本大学女子選抜駅伝なるものを開催する意味は、いったいどこにあるのだろうか。観戦しながら、わけもなく、ふと、考え込んでしまった。出場20チームのうち、学連選抜8チームも出場する。1チームぐらいならいいとしても、選抜チームが8チームも出るような大会は、とてもチャンピオンシップの大会とはいえないのである。総距離も区間数も全日本とそれほど大差がない。男子の大学駅伝の場合、出雲、全日本、箱根……と3つあるが、総距離も区間数もまったくちがっている。大会そのものの性格が、それぞれ大きくちがっているのである。
それにくらべると、女子選抜駅伝は、存在理由がいまひとつ希薄で、現状でみるかぎりコンセプト不明の大会としかいいようがない。】
一体、これを書いた人は事前にきちんときめ細かく取材し、レース本番もどの地点でどんな視点で見ていたのだろうか?まさか、テレビ観戦ではないだろうが...。「つくばおろし」を肌で感じながら自然と向かいあい自分と闘い相手と闘い、そんな選手の姿を見て一喜一憂するのが駅伝レースの醍醐味ではないだろうか?ボクも小学生の頃、田舎の駅伝大会に出てコース途中で地域のおじさんやおばさんたちが「ガンバレー!」と声をかけてくれたことにとても勇気づけられ元気をもらえたことを今でも良く覚えている。駆けてくる選手たちに直接声をかけることで自分たちも走っている自分たちも参加してるんだ、そんな気持ちにさせられる、そんな単純な感動の共有で良いのではないだろうか?

(...観戦を終えて、チョット生意気ですが)
レース終了後は競技場内の佐藤絵里選手(名城大)に注目していた。淡々とした表情で、勝った負けたというより思うように走れなかった自分に自問自答しているように見えた。ボクはレース前、(距離の短い高速駅伝であり)どこかのチームが先行ぶっちぎりと予想した。名城大だとすれば1区佐藤絵里選手の大胆起用、立命館だとすれば...(実は、樋口選手の予想ではなかったが)。名城大は総合力で圧倒的優位に立つ立命館に勝つためには1区で先行し3区中尾真理子選手で立命館の追走をあきらめさせる展開に持っていくべきであった。中尾さんは追い上げるというよりトップで襷を受けるとさらなる力を発揮するタイプの選手であることを考えるとそこに名城大の不運があった。アンカー勝負とのシナリオではあったのだろうが肝心のチームに勢いがつかないまま名城大は陸上競技場のゴールをむかえてしまった。とはいえ、グラウンド内での佐藤絵里選手の存在は際立っていた(ように思う)。彼女の存在で立命館4連覇はいっそう輝きを増すこととなった。来るべきシーズンの女子大生ランナーたちのさらなる活躍を期待したい。


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