10月29日(日)仙台市にて行われた第24回全日本大学女子駅伝対校選手権大会(6区間38.6キロ)において、立命館大学体育会女子陸上競技部が1位でゴールし、2位に終わった昨年の雪辱を果たし2年ぶり3度目の優勝を果たした。当日の気温は例年より約10度高い21度。強い日差し中でのスタートとなり、第1走者の仲泊幸恵選手(経営2)が8位と苦戦を強いられたが、仲泊選手から襷を受けた2区走者の小島一恵選手(経営1)が見事な7人抜きを演じトップに立った。3区では松永明子選手(経済2)がトップを譲るも、4区の矢口衣久未選手(経営4)が10秒まで差を縮め、5区の激しいアップダウンの中で後藤麻友選手(経済4)が再びトップに立ち、最終6区では樋口紀子選手(経済3)が安定した走りを見せ、優勝のゴールテープを切った。
【立命館大学エントリーメンバー】
後藤麻友 信愛女学院高・熊本 (5区・区間賞)
才上裕紀奈 比叡山高・滋賀
三浦玲 富岡東高・徳島
矢口衣久未 上山明新館高・山形 (4区・区間賞)
樋口紀子 立命館宇治高・京都 (6区・区間賞)
人見麻友 立命館宇治高・京都
仲泊幸恵 安積高・福島 (1区・8位)
松永明子 西京高・京都 (3区・8位)
大野冴恵 久御山高・京都
小島一恵 立命館宇治高・京都 (2区・区間賞)
(観戦を終えて...)
名城大圧倒的有利が伝えられる中、1区2区の若手の勢いが3区で名城大の大エース佐藤絵理のまさかの失速を誘い、4区5区をまかされた4回生2人の素晴しい走りがアンカー樋口紀子の快走を生み名城大の主将中尾真理子の追走をあきらめさせた。ゲームプランを作成した十倉コーチの、選手を信じ活かしきった好采配が光りました。小島・樋口の2枚看板を2区と6区に起用、後半に矢口・後藤・樋口のエントリーは後半勝負の作戦、アンカー勝負となった時は、樋口選手の昨年の雪辱に燃える思いに賭けたのだと思います。樋口選手...君に涙は似合わない、はじけるような笑顔でのゴールイン、君は杜の都の美しい妖精となった。今年の秋はいつにも増して素晴しい秋になりそうです。