2月25日(土)13時より、立命館大学KIC(衣笠キャンパス)において、『2011年度 立命館大学校友会 全国都道府県校友会 代表者会議』が開催された。
立命館大学校友会は、全国各地における都道府県単位の校友会活動を事務局として支える校友間の交流と情報交換、成長課題や成功事例等の共有による各会活動の更なる活性化を目的として、2007年度より『事務局長・幹事長会議』を開催し、2009年度からは『会長会議』も併せて実施していたが、今年度は実際に事務局運営に携わる校友の出席を基軸にしつつ、名称を『代表者会議』として参加者を招集。当日は全国に52ある都道府県校友会より120名強、本部役員(三役、常任幹事、総務委員)もあわせて約170名が同会議に出席した。
以学館1号ホールで行われた全体会議の前半では、立命館学園より服部健二副理事長、建山和由総合企画室長を招き、『特別講演会未来に向かう立命館』と題して、【立命館のR2020新中期計画とキャンパス創造(服部)】【現場からみるR2020(建山)】の講演が行なわれた後、引き続いて山中諄会長(1965経済)はじめ三役が全員登壇し、『「立命館大学校友会未来人材育成ファンド(仮称)」設置提案 ~母校と後輩を支え続けられる強い校友会を目指して~』のプレゼンテーションが行われた。
「未来人材育成ファンド(仮称)」は、校友による母校や後輩の支援を目的とする立命館学園への寄付について、立命館大学校友会が体系的に募集推進を担う仕組みで、1口千円単位の寄付を可能にするなど校友の利便性を高めるサービスメニューを兼ね備えたもの。プレゼンテーション終了後の質疑応答や、全体会議終了後の意見交換会等において、参加者より具体的な意見や質問などが相次いだ。
そのほか、辻寛 東日本大震災復興支援特別委員会委員長・兵庫県校友会会長(1962法)より、『震災復興事業に関る御礼とお願い』についてスピーチがなされたほか、ヴァリュアブル活動事例報告として、飯田俊之熊本県校友会事務局長(1982産業社会)より、『「地元熊本での就職状況に関する情報交換会」の開催について』、福元寅典副会長・鹿児島県校友会会長(1972経済)、穴吹学常任幹事・香川県校友会事務局長(1971経営)、初村雅敬同・北九州校友会幹事長(1978経済)、竹内美奈子同・東京校友会幹事長(1983法)らによるトークセッション『未来志向の校友会運営を考える ~母校の力強い応援団であるために~』が行われ、参加者はいずれのプログラムにも熱心に耳を傾けていた。
この間の経過により、この『代表者会議』は校友会におけるのQC(Quality Control)活動であると受け止められており、事例発表や意見交換会など関する参加者の期待感も非常に大きくなっている。全体会議終了後、場所を敬学館に移して行われたグループ討議においては、今回も昨年度に引き続き年代別にグループ編成を行ったことにより、リラックスした雰囲気で活発な意見交換が行われる様子が見られた。
意見交換会終了後は諒友館食堂にて、「懇親・情報交換ビアパーティ」が開催された。今回会議の最年少参加者である岐阜県校友会事務局吉村栄里さん(2010経済)のフレッシュな発声による乾杯でパーティーをスタートすると、参加者は会場の四方八方でビアグラスを片手に校友会運営のノウハウを語りあい、中盤においてはアトラクションとして、大分県校友会および長崎県校友会がそれぞれの懇親会用に作成し大好評を博した「立命館クイズ」を楽しんだ。なお、このパーティーには、立命館学園より長田豊臣理事長はじめ副総長、常務理事など学園役職者も多数出席し、参加者と交流を深めた。