1月21日(土)14時より、大阪市中央区のヴィアーレ大阪において、建立会(建設会大阪支部)総会が開催された。同会は今回が40回目となる記念総会であり、来賓等を含めて200名近くの校友が参加した。
第一部担当植西瑛菜さん(H21/2009理)の司会進行により登壇した大西博会長(S52/1977理)は、「2011年は、3.11東日本大震災、台風12号による紀伊半島豪雨災害と、私たち土木・建設に従事する者にとって、大きな命題が科せられた年であった。政治状況等には未だ混乱もあるがようやく復興予算も固まり、減災を意識しつつ私たちが大いに力を奮うべき場面がやってきた。本日の総会では、校友同士の交流のなかで英気を養い、社会に対し大きな力を発揮しよう」と力強く述べ会長挨拶とした。
引き続いて、原田直樹事務局長(S59/1984理)による会計報告、来賓紹介、及川清明立命館大学理工学部教授、川那部孝二建設会会長による祝辞、本部事務局より参加の野村慶人校友・父母課員による校友会近況報告、古石章子校友・父母課員による立命館大学校友会が取り組む復興支援事業概要説明と協力要請が行われた。
第二部は懇親会。司会進行は、植西さんと同じ会社の後輩である宮井亜里紗さんにバトンタッチ(H22/2010理)。中尾恵昭顧問(S50/1975理)による力漲る発声で乾杯した後は、会場一杯に懇親の輪が花開いた。
中途のアトラクションでは、立命館大学ハワイアンサークル『メアフラ』による優美なダンス、またこのたび就任したばかりの新団長率いる応援団による勇壮な演舞メドレーが披露され、後輩学生の熱演に会場より温かみある視線と声援が寄せられた。
終盤は島田裕康副会長(S52/1977理)のパート進行により、顧問(幹部経験者)および一言挨拶リレーが展開され、各顧問からは、自身の活動経験をふまえ後輩への激励メッセージが繰り出されたほか、引き続いての新旧教員のミニスピーチにおいては、大同淳之名誉教授が「昭和30年卒業の大同です。齢こそ重ねたが、研究への思いは些かも衰えることはない。国家・生命・財を守る使命をもった土木技術者として、引き続き社会に対する貢献を果たしていきたい」と決意表明を述べ、教え子であり後輩である建立会会員一同より、会場が割れんばかりの大拍手と歓声が沸き起こった。最後は山岡節次顧問(S42/1967理)の音頭による万歳三唱により、大盛況のうちにお開きとなった。
なお、今回懇親会席上において、東日本大震災で被災した校友に対する義援金募集が行われ、当日出席の会員より寄せられた総額63,000円が立命館大学校友会に供託された。この義援金については、後日被災地校友会を通じて被災校友の元に届けられる。