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第96回報告 「日本画の巨星/ 竹内栖鳳 の真筆」2015年2月24日

10月例会は海老康生さん(S36・土木)に「日本画の巨星/ 竹内栖鳳 の真筆」と題してお話戴きました。
水害防止にダムが果す役割」(2006/9/16),「環境・エコ」(2008/9/13),「ダムはムダか?」(2012/2/11) —–それまでの講話は電源開発公社にお勤めの視点からでした。
海老さんと栖鳳(せいほう)画伯とは親戚関係(海老さんの従兄弟/澄子さんと栖鳳さんの孫/竹内祥二さんと結婚)にあり、親しい付き合いの経緯から2つの栖鳳作品を預っておられ、
持参しての講話でありました。 2作品を添付します。
竹内栖鳳、戦前の日本画家、近代日本画の先駆者であり京都画壇を代表する大家です。 第1回文化勲章受章されています。
また、海老さんの祖父は帝立京都博物館を設立し初代館長を務めた和田富士夫で栖鳳氏と懇意であり、栖鳳氏の文化勲章授与に貢献されました。
さて、栖鳳画伯の門外不出の作品1,000点について、2014年11月6日および11月20日公開されることになりました。
これは、嵐山の霞中庵(栖鳳氏の号でもある)として保管されていた作品と共に栖鳳氏の元別荘を竹内栖鳳記念館として嵐山の霞中庵の公開に踏み切ったことによります。
竹内祥二氏(栖鳳氏の孫)は作品を売却する意思がなかったようで、それで東山草堂(東山の本宅)も霞中庵も居ぬきで売却されました。
つまり、保管されていた作品は買主である京都プラザグループ所有になっていますが、作品の売却は出来ないようであります。
作品の今後
竹内ご夫妻は、門外不出の作品1,000点を含め隠されている作品の常設公開を望んでおられます。
いずれ京都市美術館あるいは京都国立博物館で観られることになるでしょう。
東の横山大観、西の竹内栖鳳と称される日本画の巨星の作品がR会・例会で身近なもののように語られました。
作品の鑑賞機会を、海老さん・竹内ご夫妻のご尽力に期待したいものです。

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