2014年12月17日(水)と20日(土)の2日間にわたって、立命館宇治高校において、全国から集まった若手校友16名と立命館大学4回生13名が、「『自分』×『一歩』=未来の自分」をテーマに、2年生を対象としたキャリア教育講座「授業+R」を実施しました。この企画は、大学進学を控える高校2年生約300名に対して、若手社会人や内定者が講義を行い、大学に進学する意味は何か、学部選択の重要性とは何かを自らの経験を元に発表してもらうもの。17日(水)には立命館大学の学生が講師となって事前授業を開催し、20日(土)は社会人が講師となって授業が行われました。また、12月6日(土)と9日(火)には、事前授業で講師を務める大学生が集まり、高校生の立場で授業を模擬体験する模擬授業を行って企画に備えました。

立命館宇治高校2年生は、附属校のため内部進学率が100%近く、大学に確実に進学できる一方で、一般受験生に比べると大学進学の目的意識や学部選択への真剣さという意味では少し曖昧になってしまっていた。このような「何となく進学」という生徒を一人でも減らそうと宇治高校2年生の担任陣や有志の若手校友が協力し、2009年度から「授業+R」と銘打ちスタートし、今年で6回目を迎えました。1日目の17日(水)は、立命館大学4回生が講師として、自分が社長となって採用する学生を決めるグループディスカッションが行われ、大学生活で頑張ったことや何を軸として就職活動を行ったかなどの学生自身の経験が語られました。そして、講義を通じて「大切にしている価値観は人によって違い、正解はない」というメッセージが生徒たちへ伝えられ、無事に1日目が終了しました。

「協力スタッフ一覧」

大塚 皓平 2015年卒見込み スポーツ健康科学部
金城 岳野 2015年卒見込み 文学部
木下 勝貴 2015年卒見込み 法学部
坂井 勇太 2015年卒見込み 政策科学
志野 行浩 2015年卒見込み 産業社会学部
夏 秋馬寧 2015年卒見込み 法学部
神農 直澄 2015年卒見込み 映像学部
辻 久美子 2015年卒見込み 経済学部
中島 大輔 2015年卒見込み 経営学部
中村 仁美 2015年卒見込み 文学部
並河 洸太 2015年卒見込み 産業社会学部
渡辺 拓麻 2015年卒見込み 政策科学部
渡邊 智之 2015年卒見込み 理工学研究科

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2日目の20日(土)は、全国から色んな方面で活躍する若手校友の社会人が集まり、社会人16名が講師となって授業を行いました。生徒達は、事前に講師陣が作成した自己紹介冊子を元に授業を受けたい講師を複数候補を挙げ、先生が極力希望に沿うように教室を割振り、当日、生徒はそれぞれの講師が待つ教室へと移動し、1人目の授業を聞いた後、2人目の社会人講師が待つ教室へと移動し、1日で2人の話を聞きました。授業では、自身の過去を中学校時代から振り返りつつ、大学に進学した理由、今の仕事と大学時代がどうリンクをしているか、自分の学部はどんなところだったかなど、これからどうしていきたいかという夢についても触れつつ、本音で熱く、生徒へと語りかけていました。それぞれの社会人からの等身大のメッセージに、生徒達は真剣に聞き入り、時折笑いを交えながら、教室は盛り上がっていました。講義中や講義終了後、講師に質問をする多くの生徒の姿が見られ、将来を考える刺激を得る貴重な機会となりました。その後、社会人講師や教職員、協力スタッフを一同に介した交流会を開催。お互いに自己紹介をしながら、新しい仕事の種が咲いたり、スタッフ同士に新しいネットワークが広がるなど、社会人、学生、生徒、教職員の全員にとって自分の人生を考える非常に良い時間となりました。立命館大学校友会事務局(校友・父母課)からは、大西克樹課長補佐と田村美代子課員の2名が参加しました。

「社会人講師一覧」

今西 亮平 2010年経営
上田 遼平 2007年産社
大矢 真央 2012年国関
北川 健太 2009年経営
栗田 槙也 2007年理工
小柳 順一 2005年理工/
2007年院
理工
佐藤 洋平 2009年経済
嶋田 真悟 2007年APU
下村 拓哉 2007年経営
内藤 ひとみ 2009年経営
橋元 達哉 2010年理工
林 誠也 2011年経済
舩倉 江梨子 2007年国関
山田 英孝 2010年産社
吉田 薫 2009年理工/
2011年院
理工
吉田 英幹 2006年APU
「企画スタッフ」

田村 一也 2007年産社
吉川 大揮 2013年経営
武部 恵子 立命館宇治高等学校 教諭
石丸 訓之 立命館大学職員
立命館大学校友会事務局(校友・父母課)

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