立命館大学校友会 校友会未来人財育成基金

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特別寄稿  「存心館でのたった1人の受検から」 猪奥 美里(H18 国際院 修了)2023年4月28日

大学選びの基準は、できるだけ賢くて、校舎がカッコ良くて、そしてドイツ語入試が可能なこと。偏差値40からのスタートだった私は、がむしゃらに3教科だけ勉強し挑みました。西日本でドイツ語受験を準備していた大学は立命館のみ。当年の受験生は私1人! たった1人の為に入試問題を作る、そんな立命で飽く時間などなく、授業・サークル・インカレNPO、そして政治への一歩目も、踏み出したのは大学時代です。

青春時代に同じ学び舎で過ごし、卒業後はそれぞれ異なる人生を歩む。役員・トップ営業・企業・大学時代からの恋人と結婚。外にも様々な素晴らしい人生を歩まれた校友と出会いました。私とは違う枝や実だけれど、幹が同じ。そう、校友会に集う皆さんは、大切な家族・親戚のような存在です。皆さんの人生からは、教訓とそして人生への愛を教えていただきました。

今年から政治活動を一旦休止し、東京多摩市で夫と共に特別養子縁組で子を持ちたいと励んでいます。また暖かく迎えていただける場がある。そう思えたからこそ踏み出せた道です。若人だけの言葉ではなく、「未来を信じ 未来に生きる」これからも数多くの未来を提示しあえる、そんな校友会を願っています。

 

経歴

1980年奈良市秋篠町生まれ。

町工場の娘として生まれ、11人の大家族で育つ。正強高校入学。高3の一年をドイツで過ごす。2000年産業社会学部国際インスティテュート入学。国際関係学部の大島堅一ゼミから、国際関係学研究科修士コースへ入学。政治にも関心を持ち泉ケンタさんらと交友を持つ。下宿は、竜安寺山田町で一戸建てを友達3人で借り、シェアハウス。2011年~2021年まで奈良県議会議員を務める。

 

 


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