2007年08月12日 |
池永 健 (柴田郡柴田町 H8文学部卒) 私は横浜で生まれ、小学校までは東京で過ごしました。その後、仙台に引っ越して来て、中学・高校は仙台の学校に通い、今も実家は仙台にあります。 立命館大学に進学したのは唯一ここだけ合格したからなのですが、この機会がなければ関西に全く縁のない人生だったかもしれないと思うと、とてもいい経験になりました。そして立命館大学での様々な出会いが、今の自分自身にとても大きく影響しています。 その一つが陶芸との出会いです。それまでずっとスポーツをやってきたのですが、大学入学を機に今までと全く違うことをやってみようと思い、陶芸美術研究会というサークルに入りました。なぜ、陶芸だったのかというと、自分で何かをつくるということをしてみたかったからです。そういう意味では絵や写真でも良かったのですが、とにかく今まで一度も経験したことのないこと、今までの自分からは一番遠いことを選びたかったのです。 実際、陶芸を始めてみると、やることすべてが新鮮で面白くて難しくて・・・。自分で作ったぐい呑みで友達とお酒を飲んだり、次は湯呑、次は茶碗という具合に、自分で使うものを夢中で作っていました。まさか、将来陶芸家になるとは思わずに。しかし次第に焼物の魅力に引き込まれ、陶芸を一生の仕事にしたいと思うようになりました。 卒業後、栗原市の陶芸家・村上世一先生の個展を仙台で見たことをきっかけに、窯元を訪ね弟子入りしました。そして3年の修業の後、柴田町に音見窯を開きました。独立して7年目、立命館で知り合った妻と二人三脚でがんばっております。 陶芸を通じてたくさんの人と出会い、また作品もいい人に出会ってもらいたい、そう思いながら日々作陶を続けております。 ○ 展示会等の予定 『みやぎ村田蔵の陶器市』 ○略歴 |