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京都太秦物語その後2011 年 2 月 27 日

先日、「京都太秦物語」の監督を務めた阿部勉氏を交え、「阿部勉応援団」の遅い新年会があったので参加させていただきました。
監督の高校、大学の同級生、同窓生など40~50名の方が参加していましたが、その中に、私を含め立命館大学出身者が3名おりました。

出町柳の三角デルタでのシーンの直後に出てくる喫茶店がとても素敵だったので、この機会を利用し、どこで撮影されたものか監督に聞いてきました。
なんと、立命館大学衣笠キャンパスに隣接する「山猫軒」で撮影したそうです。
山猫軒は、出町柳から、ずいぶん離れていますね。でも、雰囲気のある喫茶店ということで、そこでロケしたそうです。

(今、気づいたのですが、山猫軒でのロケのことは、映画「京都太秦物語」学生スタッフブログに詳しく掲載されていました。)

http://ameblo.jp/uzumasa-story-gakusei/

主人公の勤め先をどこにするかも、いろいろ考えたそうです。
百貨店なども候補に上ったそうですが、コミカルな面白さ(ふだん静かな図書館で発生するドタバタ劇)を考え図書館にしたそうです。
そこで、立命館大学の教授に相談したところ、「立命館には、図書館らしい図書館はない。同志社にしたら」と言われたそうです。
衣笠にある図書館は、教室棟と同じような作りで、天井が格別高いとか、凝ったデザインがある訳ではないですね。
教授は、そのことをおっしゃったようです。
いろいろあって、結局は、朱雀の立命館大学法科大学院の図書館で撮影したそうです。

その他、映画製作を巡るさまざまな裏話を伺うことができました。
また、監督は、映画製作に加わった立命館大学映像学部の学生にとても好意的に感想を述べていました。
なお、学生のうちの1人は、この春、松竹への入社が決まったそうです。

京都太秦物語を巡っては、最近、次の2冊の書籍が出ています。
(1) 「京都太秦物語」ノベライズ。新日本出版社。1260円
(2) 「映画を創るー立命館大学山田塾の軌跡」山田洋次・冨田美香編。新日本出版社。1680円
いずれ、映画のDVD化もなされるようです。
決して派手ではないものの、見た人に大きな感慨を与えるこの映画が着実に広まってゆくことを願っています。
(昭和55年法卒 佐藤)


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