会長挨拶

立命館大学熊本校友会 会長 飯田俊之

熊本県では、2016年4月の熊本地震、2020年7月の熊本豪雨と、過去に例を見ないような災害に見舞われ、人的被害に加えて、熊本城(熊本市)や阿蘇神社(阿蘇市)、青井阿蘇神社(人吉市)等の熊本を代表する歴史的建造物も壊滅的な被害にあいました。しかしながら、全国、海外の皆様からのご支援や関係者のご努力により、着実に復興の道を歩んでいます。加えて、足元では「新生シリコンアイランド九州」の拠点となるべく、半導体関連産業の集積が進み、それに伴う経済活動の活発化やインバウンドの復活など、明るい将来への道筋が見え始めてきています。

一方で、少子化と人口減少は全国と同様、確実に進展しています。調査機関の推計によりますと2020年時点の173万人の県人口は、2050年には135万人まで減少すると予測されており、経済活動に加え、行政セクターへの影響が懸念されるところです。

そのような中、立命館大学熊本県校友会では、校友会活動の持続可能性を高めるために若い世代へのアプローチを活発化しており、その範囲は未来の校友である現役学生の皆さまにも及んでいます。2024年度は、コロナ禍で中断していた現役学生向けの「就職情報交換会」を、目的をより明確化した「UIJターンのための就職支援」イベントとして発展的に再開します。また、恒例の「BBQイベント」も、新人歓迎会と九州ブロックのイベントを兼ねて同時開催を予定しています。

立命館大学校友会が設立100周年を機に策定した「校友会活動ビジョン」には、「未来を生み出す、立命のきずな。応援しよう、個のかがやきを」と謳われています。熊本県校友会でも、このビジョンを具現化すべく、校友の皆さまと力を合わせて立命館プレゼンスの向上に努めてまいります。数多くの校友の皆様のご参加、ご参画をお待ちしています。


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