2012年9月30日(日)16時から、立命館大学朱雀キャンパス(301教室)において、「立命館公認会計士校友会」の第4回総会が開かれました。
昨年と同様、台風が近畿地方に上陸する悪天候に見舞われましたが、総会、記念講演、懇親会に20名の校友の方たちが参加されました。
総会は、理事の平野敦士氏(’86経営卒・本学経営管理研究科教授)が司会を務め、はじめに、鈴木昌治会長(’77経営卒)は、ここ数年、立命館大学が「公認会計士」の養成をめぐって役割を果たしている一方で大学志願者数が伸び悩んでいることもあり、茨木新キャンパス(OIC)の展開による母校の益々の発展を期待したいと挨拶されました。
また、企業の粉飾会計を契機に金融庁が検討を進めるいわゆる「不正対応基準」に触れて「監査人の責任」が重く問われるなど、「監査の本質」を大きく変えてしまう可能性もあり、日本公認会計士協会としても慎重に意見をあげる必要があるとの認識を示され、加えて「税理士法第3条第4項改正」の動きや「TPP」をめぐる会計専門職に関わる「相互資格承認」、「IFRS」適用方針を議論する審議会の動きなどについて課題認識を示されました。
総会後に開催されるシンポジウムで、米国監査制度強化の契機となった「事件」をテーマに、顧問の千代田邦夫先生が講演されることをたいへん楽しみにしていると紹介されました。
また、司会より学園校友会の山中諄会長、学校法人立命館の川口清史総長からの祝電が披露され、副会長の村井城太郎氏(’83経営卒)を議長に選出。会計報告の後、会計監事の渡部靖彦氏(’75経営卒)が監査報告を行い。そして、事業計画および予算、役員体制について説明があり、全て満場一致で承認されました。引き続いて第5回立命館公認会計士シンポジウムに移り、開催にあたって理事の奥村陽一 本学経営管理研究科長より講師紹介があり、千代田邦夫先生(早稲田大学大学院会計研究科教授)が「アーサー・アンダーセンはなぜ解体したか」をテーマに講演されました。
(詳細は別紙講演録を参照ください)
なお、昨年同様今回のシンポジウムも「日本公認会計士協会 継続的専門研修制度協議会」に「CPE会員有志研修会」として申請、後日研修会管理者を務める理事の稲垣誠二氏(’00法卒)より「集合研修結果報告書」が提出され受理されました。
会場を朱雀7Fのレストラン「TAWAWA」に移して行なわれた懇親会は、理事の稲垣誠二氏(’00法卒)の司会、奥村陽一教授(経営管理研究科長)のご挨拶、千代田先生の乾杯で始まり、懇親会では会員相互の交流はもちろん、参加者全員によるリレー挨拶では、先輩方が公認会計士を目指す院性、学生に期待を表明されるなど非常に盛会となりました。
最後に中締めとして、鈴木昌治会長より、現役学生への激励と同会の益々の発展を祈念する挨拶があり、全員の一本締めでお開きとなりました。