〇立命館大学メンネルコール創立70周年記念定期演奏会が、12月10日(土)京都コンサートホール 大ホールにおいて開かれました。70周年ということで100名以上のOBと現役の方たちの演奏会は聞きごたえがありました。聞き終えた後、心が洗われるような気持ちになりました。
〇プログラム
始めに立命館大学校歌 メンネルには校歌がよく似合う
第1ステージ「赤き血潮胸に満ちて-古希の慶び-」 上を向いて歩こうなどのみんなが知っている歌でした。
第2ステージ「プラハ再演」の男声合唱組曲「海鳥の詩」 今年6月11日にチェコのプラハ市で行われた「京都・プラハ姉妹都市20周年記念コンサート」でメンネルコールの現役とOBがともに演奏した曲です。
第3ステージ「OB・現役合同ステージ」 メンネルコールの定番の歌などを演奏しました。特に4曲目に歌った「蛇祭り行進」は、メンネルコールが全日本合唱コンクールで第一位を獲得したメンバーから後輩に送られた歴史的な曲だそうです。
第4ステージ 男声合唱組曲「まだ見ぬあなたへ」を、繊細に力強く歌ってくれました。
第5ステージ 「松本望委嘱作品 初演」 初演というのは大変だと思っていましたが、聞くところによるとまさしくむちゃくちゃ大変らしい。歌い終わったときに作曲された松本先生が「最後のフレーズが完成したのが数日前」と言っていました。それをものの見事に歌い上げたメンネル、本物だと感じた次第です。
これらのプログラムを現役・OBが一丸となって歌い上げ観衆の方に感動を与えてくれました。ありがとうメンネル!
〇一口で70周年というのは簡単ですが、戦後間もない1946年に産声を上げたメンネルコールが、あるOBは、「20年前、学生の合唱人口が一気に激減したことがあり、私たちメンネルも存亡の危機に瀕した事が何度もありました。他の大学ではグリークラブやコーラス部が消滅したところもあります。そんなとき、大学が様々な支援をしていただき、学校職員の方たちの業務範疇を越えて支援してくださり、また、音楽顧問、ピアニストの先生方がプロとしてのリスクを顧みずメンネルを見捨てなかったこと、そして多数のOBが物心両面から現役の活動を支えてくれたことがあり今日の創立70周年を迎えることができました」と言っていました。
メンネルコールは学校の看板クラブにまちがいありません。校歌はメンネルでなければ始まらないし、結婚式などでの演奏は、一味違った感動を与えていると思います。
〇今回、メンネルコールさまのご厚意で、若干の写真、さわりの演奏風景などを許可していただきました。ありがとうございました。今後のますますのメンネルコールさまのご発展を祈念するものです。
なお、演奏会のCDは1枚3千円で購入することができます。3月中旬に送付されるそうです。申し込みはメンネルコールへ
(新田事務局次長記)