11月19日(土)夕刻より、廿日市のJR宮内串戸駅近くにある割烹永渡屋を会場にして、西部地区は第9回総会を執り行いました。
大学校友課からは日程の調整がつかずご参列はなかったものの28名の参加者を迎え、田中武さん(S63・経済)の司会で総会が始まりました。
「この4年皆で頑張って山椒のように小粒でもぴりりと存在感ある校友会に近づいてきた、更に土台をしっかりとするために新体制にバトンタッチしたい」という国吉会長(S50・文)の退任挨拶の後、議事に移り、活動・会計報告・新役員案が満場の拍手で承認されました。これにより、会長に谷眞一さん(S48・理工)、副会長に田中武さん・土井正敬さん(S57・経済)、事務局長兼会計に平岡滋さん(S62・法)、監事に平井篤志さん(S60・法)、幹事に生川明宏さん(S40・理工)・平田広三郎さん(S40・理工)・国吉真理子さんの役員体制となりました。
懇親会前には当会役員による手作り講演会が組み込まれており、今年は担当が平田さんです。演題「宮島の中世に魅せられて」で、日頃愛着を持っている宮島について独自に研究されていることを熱く述べられ、参加者から大きな拍手を頂戴しました。
続く懇親会は県校友会事務局長田中龍次さんの乾杯の発声で始まり、8名の初参加者はもとより、大半の方が、ここぞとばかり近況報告の披露を。役員のお手伝いで庄原から駆けつけてきた植原雪美さん(S50・産社)も歓談の輪に溶け込んで、会場の熱気を高めてくれました。美味しいお食事やお酒が進むうちに、会場のあちこちに笑いに満ちた会話の花が咲き、実に和やかな雰囲気になってきた中、南こうせつの「神田川」の伴奏が流れてきました。学園紛争で入学式卒業式も碌に出来なかったとこぼされた中芝安司さん(S48・理工)が、あの頃の青春時代をしのんで歌いたいとリクエストされたためです。「赤ちょうちん」を皆で歌いながら、それぞれの胸中にはあのころの思い出が去来したことでしょう。
フィナーレは円陣組んで校歌斉唱。中締め担当の生川さんは、当会は来年10周年の節目を迎えるのでますます盛り上げていこうという3本締めと、東日本大震災で亡くなられた方のご冥福と復興を祈念しての1本締めでくくりました。
喜色満面の参加者たちは来年の再会を約して、それぞれ家路を急ぎました。
(写真・高原芳博)(文責・国吉真理子)