小浜市と立命館大は14日、互いの食をテーマとした取り組みに役立てようと連携協定を結んだ。食を柱としたまちづくりに取り組む同市と、来春から全国で初めて食を総合的に研究、教育する「食マネジメント学部」を開設する同大が協力し、食のまちづくりに関する共同研究などを行っていく。
市は、食を生かした産業や観光振興などを進めようと「食のまちづくり条例」を制定し多彩な事業を展開。また、2015年にミラノ国際博覧会へ出展するなど海外にも小浜の食を売り出している。
市は協定を機に、学生から新たな刺激を得て施策に反映させたい考え。同大は同市で人材の育成を考えており、来年6月には新学部の新入生全員が同市内でフィールドワークをすることにしている。
市食文化館で締結式があり、松崎晃治市長と吉田美喜夫学長が協定書にサインした。
吉田学長は「小浜市の食の可能性の認識とグローバルな視点が本学の方向性と一致する。関係性を強めて長期展開していきたい」とあいさつ。松崎巣庁は「学生から刺激を受け、新たな方向性が見つかるよう起爆剤としていきたい」と話していた。(11月15日付け、福井新聞より)