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雑感 「母校の思い出」       名誉会長 岩井 將 (S37 法卒)2022年3月30日

私が立命館大学に入学したのは昭和33年の4月です。

高校3年(奈良高校)の時、担任の先生から「岩井、君は末川先生のおられる立命の法学部に行け」と言われました。」と言われました。私達の時代は法科万能の時代で、民法学者の末川 博先生(当時 総長)のお名前は知っていました。何の迷いもなく立命の法学部を受験し、合格したときの気持ちは昨日のように思い出します。

数学が苦手で3科目受験の私大立命館を受験いたしました。当時の立命館は法学部、経済学部、文学部が広小路、理工学部は衣笠の4学部しかありませんでした。

法学部、学舎の時計台「存心館」は左翼系のイメージが強く民青の立て林立していました。林立していました。然し、良い友人にも恵まれ楽しい4年間でした。だから私の立命館に対しての想い込みは他人から見れば考えられない程強く、私の人生の背骨でした。

今日の立命館大学は16学部、又、国際化(グローバル化)をめざす大学のフロントランナーとして最も早く国際関係学部を設立し、又当時としては画期的な、学生半分を留学生にする立命館アジア太平洋大学(創立100周年の記念)を大分県別府の30万坪の広大な敷地を有する山の上に開学する等、当時の川本八郎理事長以下、大学幹部の将来を見通した慧眼には敬服せざるを得ません。

今や各界から注目され、又素晴らしい文武両道の大学として発展し続けている立命館大学の卒業生としての誇りを胸に秘め、残された人生を元気に過ごしていければと希っています。


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