立命館大学校友会

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2009年7月25日 立命館公認会計士校友会設立総会2010年7月5日

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(立命館公認会計士設立総会・シンポジウム レポート)

「立命館公認会計士校友会」発起人会・設立総会が開催される

去る7月25日(土)、立命館大学朱雀キャンパス中川会館5階大会議室にて、立命館学園出身の公認会計士や学識経験者約24名が参加して、立命館公認会計士校友会の発起人会が14:30から開かれた。

発起人会では、まず会の名称を、「立命館公認会計士校友会」(英文名称:“Ritsumeikan CPA Club”)とすることが決められた。次に、設立趣意書が読み上げられ、本会が500名を超す立命館学園出身の公認会計士を母体として発足し、会員の親睦と後進の育成を図り母校の発展に寄与することが宣言された。続いて、設立要項・会則等が提案され、本会が会長・副会長・理事・幹事・会計監査等の役員を選出して運営されること、本会の事務局を朱雀キャンパス(大学本部・大学院経営管理研究科等が立地)のプロフェショナルスクール事務室(r-cpa@st.ritsumei.ac.jp)におくこと、入会金を5,000円、年会費を3,000円とすること等が承認された。

発起人会終了後まもなく、同会場にて52名の参加を得て「立命館公認会計士校友会」設立総会が開催された。開会に先立ち、立命館学園校友会副会長の肥塚浩総長特別補佐から祝辞をいただいた。「本学の校友会には弁護士を中心とする立命館法曹会、税理士を中心とする立命館学園会計人会、他にも弁理士・司法書士・行政書士・不動産鑑定士等の職域校友会があるが、公認会計士による校友会の結成は初めてのことであり、この存在は後進の公認会計士をめざす院生・学生に大きな励みとなる」と祝福のことばを頂戴した。そのほか、学園校友会の山中諄会長、学校法人立命館の川口清史総長からの祝電も披露された。

総会では、真新しい会則のもとで役員選出が行われ、会長に日本公認会計士協会常務理事の鈴木昌治氏(1977年経営学部卒)、副会長に横井康氏(1979年経営学部卒)、村井城太郎氏(1983年経営学部卒)、理事に稲垣誠二(2000年法学部卒)をはじめ11名、幹事に滝順子氏(1990年文学部卒)はじめ54名、会計監査に加藤佳伸氏(1975年経営学部卒)、渡部靖彦氏(1975年経営学部卒)を選出した。そして、会場からの発議により、千代田邦夫立命館大学名誉教授を顧問に迎えることとした。会場には、校友会の発足を感慨深く眺める、1945年法文学部ご卒業の大先輩・原田久兵衛氏のお姿もあった。

「第2回 立命館公認会計士シンポジウム」が開催される

設立総会後、「第2回 立命館公認会計士シンポジウム」が開催された。挨拶にたった齋藤雅通経営学部長は、「こんにちの経営学部は会計士輩出や国際ビジネス人養成を目標化して取り組んでおり、世界で通用するプロフェショナルの育成に励んでいる」ことを披瀝した。次に新しく会長に選出された鈴木昌治氏が壇上に立ち、『公認会計士業界の現状と課題』と題して、公認会計士試験制度、会計教育体制、上場会社のコーポレートガバナンス、ディスクロージャー制度、公認会計士の扱う税務業務、IFRSへの対応など、今日の公認会計士業界が直面している現状と課題について大所高所から論じられた。グローバリゼーションへの急速な対応が迫られる中で、わが国における公認会計士の育成・教育が質量ともに追いついておらず、それによる矛盾が各方面で生じているのである。鈴木氏が合格された30年程前は、立命館から会計士になる人は年に一人いるかいないかという時代だった。今は年間60~80名もの大量の合格者を生むほど発展してきているが、この時代だからこそ改めて公認会計士の持つ「公」的な役割をよく考え、世界をリードする会計士になって欲しい。また校友会での集いが、そのようなことを考えるよい機会になってほしいと抱負を述べられた。

次に、顧問に選出された千代田邦夫本学名誉教授から、『公認会計士100年の歩み~アメリカ職業会計士100年間の会計基準設定への闘い~』と題する講演をいただいた。教授によれば、アメリカ職業会計士の100年間の歩みは、仕事や報酬、社会的地位を自ら闘いとってきた歴史であるという。会計士が「財務検死官」と評された任意監査時代から、企業合同運動や第一次大戦・大恐慌を経て法定監査を確立するまでの時代。会計手続委員会から会計原則審議会に至る公認会計士による基準設定と、好ましい会計基準を産業界に広く普及した時代。監査人の責任の拡大と会計不正に対する訴訟の増大に直面し、産業界のメンバーも含むFASBによる会計基準の設定や監査システムの高度化を図ることによって、エクスペクテーションギャップを克服しようと闘った時代。さらに国際会計基準の設定と導入をめぐって、EUとの主導権争いを繰り広げている現在。米国の職業会計士は、このような闘いの歴史を経て自らの地位と処遇を確立してきた。とりわけ法廷監査の無かった時代を50年近く過ごしてきた歴史の厚みを思うとき、わが国の職業会計士が世界で力を発揮するのは正にこれからであると今後に大きな期待を寄せられた。

シンポジウムに参加していた経営学部3回生の古田晴信くん(2009年短答式試験合格)は、「実務界と学界の先輩から公認会計士業の位置づけと期待を聴くことができ、とても勇気が湧いたし、会計士をめざす意欲がうんと高まりました。先輩を誇りに思うし、早く僕も試験に合格してこの校友会に入会したいと思う」と語っていました。

TAWAWAにて懇親会、記念撮影が行われ

シンポジウム終了後、朱雀キャンパス7階「TAWAWA」に席を移して懇親会が開催された。冒頭、児島孝之副総長が、「難関分野の会計士が増え、学園関係者は大いに喜んでいます」と挨拶、松村勝弘経営管理研究科長の乾杯で懇親会が始まった。懇親会ではアカウンティングスクールの院生たちが、先輩会計士からアドバイスや激励を受ける歓談シーンがあちこちで見られた。また、エクステンションセンター職員が名刺交換する場面も見られた。さいごに記念写真を撮影し、次回の総会を期し一本締めを行って散会した。閉店時間が来ても、あちこちで歓談の輪が残るような盛況ぶりであった。

(記者)


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