第52回歴史地理探訪会は、2017年11月3日(文化の日)に、小説「野菊の墓」の作者で「アララギ」の指導者だった伊藤左千夫生誕の地、山武市成東町を訪れました。今回の歴史地理探訪会は前夜の雨も上がって好天に恵まれ、16名の参加者を迎えました。
最初に、元禄の時代、嵐に遭った漁船が不動尊の常夜燈のおかげで助かったといわれることから浪切不動と呼ばれる成東山不動院長勝寺を訪れました。この日は本堂改修400年で酉年ということで護摩炊きの日にあたり、偶然参道で柴燈護摩(さいとうごま)の稚児行列に出遭いました。
この後伊藤左千夫記念公園、山武市歴史民俗資料館と伊藤左千夫生家を訪れました。資料館と生家では地元のガイドさんの詳しい解説をいただきながら見学、そして伊藤家の墓のある法満寺、左千夫勉学の地の本因寺を見学。最後に地元の食事処「すぎのや本陣」で昼食をとって今回の探訪を終えました。
次回の歴史探訪は2018年4月29日(昭和の日)に行います。詳細、決まり次第HP等でお知らせいたします。
世話人:名倉矩彦/若槻憲治/中本久士