会報りつめい292号 デジタルブック
8/32

北きた村むら豪つよし西日本エリア広域代表大阪・関西万博推進担当大阪IR推進担当株式会社JTBで、数々の旅行ツアーやイベントを企画してきた北村豪さん。 コロナ禍を経て、新たにした「交流を創る仕事」への思いを語っていただいた。株式会社JTB執行役員を学びました。今でも覚えているのは、京都府北部にある久美浜町で行ったフィールドワークです。地域経済が抱える課題を掘り起こし、解決策を考えました。それは、現在取り組んでいる「地域交流ビジネス」に通じるものです。「今につながる最初の一歩を杉野ゼミで学んだんだな」と改めてそう思い返します。何より楽しみだったのが、杉野先生から聞く世界一周旅行の体験談です。それまで海外旅行はおろか、飛行機に乗ったこともありませんでしたが、先生の話を聞いて「世界は広いんだな」と海外に行く仕事に興味を持ちました。それがJTBに入社する決め手の一つになりました。現在は日本や地域に観光客を呼び込み、交流を促進することで、新たな価値を生み出す大仕事に取り組む。 父親が立命館大学の卒業生で、「いい大学だ」と聞かされていました。私自身当時の立命館大学の質実剛健で豪快なイメージに憧れもあって、迷わず志望しました。大学時代、特に力を入れたのが体育会ハンドボール部(男子)の活動です。時にはチームメートとけんかしながらも、互いに補い合い、チームワークで勝利するのが楽しかったです。何度もけがに見舞われ、競技生活は決して順風満帆ではありませんでしたが、良い仲間に恵まれ、最後までやりきって終えることができました。一方学業では、杉野圀明先生のゼミで、「地域経済論」体育会ハンドボール部の合宿にて(写真右から3人目)撮影: 二村 海RITSUMEI INTERVIEWDECEMBER 20238さん(’86経済)お客様の感動のそばに寄り添うやりがいお客様の感動のそばに寄り添うやりがい入社後、京都四条支店に配属されてから一貫して法人向け営業に携わり、その後は和歌山、大阪の各支店で支店長を努めました。法人営業担当者は、企画からさまざまな手配、お客様へのプレゼンテーション、さらに旅先への添乗まで、全ての業務を担います。若手でも自分の企画が受注すれば、お客様と一緒に日本、世界のどこへでも行けるし、やりたいことができる。それが面白くて、学校や企業、自治体などあらゆる業界・業種に夢中で営業しました。旅で人生を豊かに、 交流の力で地域を元気に。

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る