父・兄のように立命館大学で将来の目標を見つけるつもりです。(長女・杏子さん)大学の茶道研究部の活動が料理人人生を豊かにしてくれています。(父・洋治さん)立命館で培った反骨精神で挑戦し続けます。(祖父・力総さん)食マネジメント学部で学びはじめ、祖父・父のすごさに気づきました。(長男・翔一さん)学校生活とバレエを思いっきり楽しんでいます。(次女・菜々子さん)の濃みỘ京料理の老舗「京懐石 美力総さん 創業は1716年、三条大橋のたもとで店を開いてから300年以上、川魚料理店として伝統を守り続けてきました。1992」をオープン年には本格的な料亭「京懐石 美濃吉本店 竹し最高級の京懐石を提供しつつ、より多くの方々に京料理を楽しんでいただける店舗展開や百貨店販売にも力を注いでいます。Ộ祖父・父・孫と3世代が立命館を選んだ理由は?力総さん 私の父は、著名な法学者・末川博総長(当時)を尊敬していて、小さい頃からよく話を聞いていました。実は末川先生とは家が近く、小学校への通学途中に時々浴衣姿の末川先生がお孫さんと遊んでいるのをお見かけし、親しみを持っていました。立命館高校を選んだのは、そんな思い出があったからです。末川先生に憧れ、大学でも法学部を選びました。洋治さん 兄がラグビーをやっていて、強豪の同志社中学校に進学しました。兄とは違う道に進みたくて、「僕は立命館中学校に行こう」と決めました。3人の子どもたちは小学校から立命館DECEMBER 202212きち吉しげろうたけ」を営んでおられます。立命館出身の親子・孫・きょうだいなど、在学時の思い出と今を紹介します。茂楼です。教育も環境も素晴らしく、ぜひ学ばせたいと思いました。Ộ立命館の思い出を聞かせてください。力総さん 高校時代、印象に残っているのは先生のことです。個性豊かで愛情深い先生が多く、ずいぶんかわいがっていただきました。大学時代を過ごした1960年代後半は学園闘争の真っただ中。3回生以降ほとんど授業は開講されない状況でした。暇を持て余し、高校から仲が良かった友達4人でゴルフ愛好会を結成。これが現在の立命館大学体育会ゴルフ部の始まりです。洋治さん 私は高校の頃から「竹茂楼」の調理場に入り、将来は料理人になろうと心に決立命館高校時代の力総さん撮影:岡田 一也RITSUMEIKANFAMILY STORY〜立命館ファミリー〜#03「伝統とは革新の連続」という思い未来へ引き継ぐ
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