「優勝」の悲願、息子がかなえてくれました。(祖父・隆夫さん)子どもにも、立命館でアイスホッケーをしてほしかった。(父・直樹さん)祖父、父から受け継いだ愛校心は人一倍あります。(長男・丈太朗さん)立命館でできた友達は一生の財産です。(長女・巴奈さん)たくさんの出会いで大きく視野が広がりました。(次女・華奈さん)AUGUST 202214Ộ祖父、父、そして孫が立命館大学のアイスホッケー部で活躍されました。隆夫さん 母が「息子には大学まで行かせたい」と、大学まである立命館中学校へ行かせてくれました。アイスホッケーとの出合いは高校生の時。家の近くにできたスケートリンクに行ったら大学生がアイスホッケーをやっていて、憧れたのがきっかけです。同好会をつくり、その年の冬にはインターハイに出場するまでになっていました。アイスホッケーの魅力はスピードとスリル。何より氷上の6人が一つになって戦う楽しさは、何ものにも代えがたいものでした。大学に進学した年、関西インカレで決勝に進出した時は、うれしかったですね。心残りは、当時最大のライバルだった同志社大学に一度も勝てなかったこと。それが悔しくてね。地域の子どもにアイスホッケーを教えて、一人でも多く立命館に送ってやろうと、息子が小学1年生になる時、ジュニアチームを立ち上げました。直樹さん ある朝、父に防具一式を渡されて、スケートリンクに連れて行かれたのが最初です。初めは無理やりでしたが、あっという間に夢中になりました。勉強も一生懸命して、私も中学から立命館一筋でした。最高の思い出は、大学1年生の時、関西リーグで初優勝したことです。クラブのOB会長だった父も応援に来てくれ、「これで俺の夢はかなった。後はお前に任せる」と言われたことが今も心に残っています。丈太朗さん 私がアイスホッケーを始めたのも小学1年生で、その経緯も父とまったく同じでした(笑)。やっぱり血筋なのか、面白くて気付いたら大好きになっていました。直樹さん 長男が小学校に上がる時、しばらく活動が途絶えていた地域のジュニアチームを今度は私が復活させました。できれば息子にも立命館でアイスホッケーをしてほしいと思ったからです。丈太朗さん 立命館高等学校に進学し、3年の時には少年男 撮影:岡田 一也RITSUMEIKANFAMILY STORY立命館出身の親子・孫・きょうだいなど、在学時の思い出と今を紹介します。〜立命館ファミリー〜#023世代、「立命館」で結ばれた絆
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