会報りつめい287号 デジタルブック
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瀧たき川がわ 元げん気き総合大学である立命館大学に、「プロデューサー・マAPRIL 20229監督、プロデューサーとして多彩に活躍する瀧川元気さんの挑戦について伺った。映画監督/株式会社Studio-884.Pro 代表取締役 学生時代に映画を撮り始め、 2020年全国公開の映画『鬼ガール!!』でついに初監督を務めた。 撮影:二村 海立命館大学在学時の瀧川さんさん(’11映像)インド」の育成を掲げた映像学部が開設される。それを知って、絶対「ここに行きたい!」と思いました。映画好きの私にとって憧れだったジョージ・ルーカスやスティーブン・スピルバーグも大学でプロデュースを学び、監督、そしてプロデューサーとして素晴らしい映画を作っています。彼らのようになりたくて、入学試験の面接で「プロデューサーとしても有能な史上最強の映画監督になります」と宣言しました。何の裏付けもなかったのですが、高い志だけはありました。映像学部の1期生として入学。「自分が監督、プロデュースした映画で、ジョージ・ルーカスに『Wow!』と言わせたい」という意気込みで、すぐに映画を撮り始めました。映画への情熱と行動力が私の武器です。映像学部と提携している株式会社松竹撮影所の衣装やセットを借り、自ら許可を取って二条城での撮影も敢行しました。一番の難題は、製作費用をどうやって捻出するか。思いついたのは、大学が募集していた学生プロジェクトへの支援制度に応募することでした。考え抜いた末に映画祭を開催するという企画を提出。製作費を得るために始めたことでしたが、企画練り上げから大学との交渉、準備・当日の運営まで必死でやりきり、自分の映画を完成させるだけにとどまらず、立命館大学初で、今でも映像祭として続いている第一回の映画祭を成功させることができました。映画祭の大トリとして上映した映画のエンドロールには、製作に関わってくれた100名以上の名前が並びました。初の映画製作で、プロデュース・監督・主役の三役をこなす中で実感したのは、一人で映画は作れないということです。「史上最強の映画監督・プロデューサー」 今、夢はさらに壮大に目指すは

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