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DECEMBER 20215PROFILE 静岡県出身。2013年・2014年、国際女子相撲選抜堺大会で2連覇。2014年、第4回世界ジュニア女子相撲選手権大会軽量級で優勝。大学1回生で、2015年全日本女子相撲郡上大会団体戦の大将を務め、優勝。4回生となった2018年、全国学生女子相撲選手権で個人戦・団体戦ともに優勝。2019年、株式会社フジテレビジョン入社。スポーツニュースの制作に携わっている。クターとして配属され、スポーツをする立場から「伝える」立場へと変わった。ディレクターとして初めて企画、取材から編集まで携わったのは入社2年目の夏。「S-PARK」内の特集企画で、栃木県の作新学院高等学校女子硬式野球部を取り上げた時だった。初めての取材で痛感したのは、「伝えることの難しさ」。「選手に寄り添って取材したい。でも選手への思い入れが強くなりすぎても、視聴者にとって魅力的な番組にはなりません。『自己満足ではだめなんだ』という先輩ディレクターの言葉が胸に刺さりました」一方で、多くの喜びも味わった。「最初はほとんど答えてくれなかった選手が、自分が苦しかった時のことや本音を打ち明けてくれるようになった時には、少しは彼女たちに寄り添う取材ができたのかなと手応えを感じました」と野﨑さん。試合では見えない選手たちのドラマや人間性を知ることで、スポーツはいっそう強く人の胸を打つものになる。メディアの役割の大きさを実感し、「スポーツがもたらす感動をありのままに伝えたい。そのためにも選手の心からの言葉を引き出せるようになりたい」と気持ちを新たにした。東京2020オリンピック・パラリンピックを放送する大仕事を終えた9月、野﨑さんは早くも次に向けて動き出していた。2022年に北京で開かれる冬季オリンピックを前に、フィギュアスケートやスピードスケートの選手たちへの取材を始めている。フィギュアスケートの地域別ブロック大会では、初めて配信ディレクターを担当した。「これからもスポーツの感動とともに、選手一人ひとりの魅力を伝えていきたい。まずはメディアを通して視聴者の関心や期待を高め、盛り上げることに貢献したいと思っています」と前を向いている。目標は、「いつかディレクターとして、女子相撲をスポーツ番組で取り上げること」。スポーツを伝えるメディアの力の大きさを実感したからこそ、「いろいろなスポーツを取材して経験を積み、女子相撲の魅力を最大限伝えられるようになりたい」と語る。アスリートの経験を糧に、自分にしかできないスポーツ報道を目指す。

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