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ホッケー日本代表〈サムライジャパン〉田中 健太さん(’13産社) お笑いコンビ「ロッチ」・ホッケーアンバサダー中岡創一さん▶ ◀DECEMBER 202119┃ ┃ 中岡・田中のホッケーあるある┃ ┃ 中岡・田中のホッケーあるある中岡・田中のホッケーあるある❸┃┃  中岡・田中のホッケーあるある●┃┃ホッケーへの思い特技は、フィールドホッケーと柔道。奈良県橿原市観光大使、ホッケーアンバサダーを務める。趣味は、野球観戦、格闘技観戦、ドライブ、旅行、沖縄、滝に打たれる、テレビ番組鑑賞(バラエティ・朝ドラ)、フレンチブルドッグの動画を見る、ホッケー、ハーモニカ、美味しいごはん屋さん探しなど多数。「世界の果てまでイッテQ!」「世界の何だコレ!?ミステリー」などテレビ出演多数。めたのが僕というだけで、それまでにチームメートがボールを奪い、パスを回してくれたおかげだと思っています。握るものがあったら強く握りがちです。▶ 傘で小石をコロコロ、ドリブルみたいにやりますね。世界最高峰のホッケーオランダ1部リーグ(HGC)に所属する日本人初のプレーヤー。2018年アジア競技大会で、日本の初優勝に貢献。現役の選手であり、立命館大学ホッケー部コーチも務める。東京2020オリンピックの日本代表「サムライジャパン」のエースストライカーとして活躍。5試合でフィールドゴール(FG)を5得点あげ、FG単独のランキングではオーストラリアのブランド選手と並んで1位タイ。確かに。どこが似てるのかと思いますが、 ◀ラクロスやってる人をライバル視しがち(笑)。ラクロスとホッケーって間違われることが多いです。学生時代のホッケーの思い出中岡 僕がホッケーを始めたのは中学生の時です。中学のホッケー部が日本一になったことがあって、「日本一になれるクラブがあるなら入ってみたい」と思い、入部しました。練習は厳しくて、僕は毎日「どうやって楽をするか」と、さぼることばかり考えていました(笑)。特に1年生の時は、顧問の先生が「よし」というまでグラウンドの外周を走る練習ばかりできつかったです。今では笑い話ですが、ある時、暗くなっても先生がグラウンドに戻ってこないので職員室に探しに行ったら、僕たちのことを忘れて帰ってしまっていたこともありました(笑)。田中 僕はものすごく負けず嫌いです。部活でランニングした後に自主的に走るなど、極力しんどいことを選ぶようにしていました。中学時代、周りには僕よりうまい選手がたくさんいて、そんな選手たちに負けたくなくて一生懸命練習したことを覚えています。田中さんはホッケー界の「キング・カズ」!!中岡 今までは、おじさんになったらできないスポーツなのかと思っていたのですが、中学時代のクラブの先生がアマチュアのシニアリーグでホッケーをされていると知って、僕ももう一度やり始めようかと思っています。田中 僕は今回の東京2020オリンピックの出場メンバーの中で最年長でしたが、体力やスピードの衰えを感じることは全くありません。まだ「伸びしろしかない」と思っているので、次のパリ大会まで、そしてその先も続けたい気持ちはあります。中岡 田中さんはホッケー界の「キング・カズ」のような存在だと僕は思っています。もちろんパリ大会も出場していただきたいです。┃ ┃ 中岡・田中のホッケーあるある┃ ┃ 中岡・田中のホッケーあるある中岡・田中のホッケーあるある❷┃┃  中岡・田中のホッケーあるある●┃┃立命館大学ホッケー部の選手へのメッセージ中岡 現役を引退し、大学を卒業しても、ホッケーから離れないでほしいと願っています。例えば地域に根差したプロバスケットボールチームのように、ホッケーも地域の人が楽しみ、地域で盛り上げるスポーツになったらいいなと思っています。そのために現役を退いた後もホッケーに注目し、応援してほしいです。いつかはヨーロッパのように、スポーツバーでホッケーの試合を楽しめるほど、盛んなスポーツになってほしいですね。田中 立命館大学大阪いばらきキャンパスには、国際試合にも対応できる素晴らしいホッケー場があるので、ぜひ、中岡さんに見に来ていただきたいです。中岡 それはぜひ行きたいですね。でも、立命館高校のライバル校で、僕の母校、京都の大谷高校が人工芝のグラウンドを作ったんですよ。なので、まず先に大谷高校のグラウンドに行ってから、そのあと、立命館大学のホッケー場に行かせてもらいます(笑)。中岡 人生を振り返って「よくがんばったなあ」と思えるのは、中学時代にクラブ活動でホッケーに打ち込んだことです。今でもアンバサダーをさせていただくなど、ホッケーに関わるたびに、感謝の気持ちが湧いてきます。東京2020オリンピックでホッケーを観戦し、応援することが新しい喜びになりました。次のパリ大会も必ず現地まで応援に行こうと決めています。それだけホッケーは僕にとって熱くなれるものです。田中 僕にとってホッケーは、自分自身を一番表現できるものです。何よりホッケーをしている時が一番夢中になれます。中岡 やっぱりホッケー界の「キング・カズ」ですね。

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