校友会報「りつめい」No.285(2021 AUGUST)
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西にし口ぐち 彩あや乃の歴史的建造物などの建物に興味があり、大学に株式会社アキュラホーム SDGs推進室 室長 AUGUST 20218プラスチックゴミ問題に一石を投じる「木のストロー」の開発に取り組み、住宅メーカー・株式会社アキュラホームの社員ながら、商品化に成功した西口彩乃さん。その取り組みは企業の枠を超えて広がっている。新しいことに次々と挑む、その情熱の源について伺った。RITSUMEI INTERVIEW間伐材を使い、環境に配慮した「木のストロー」撮影:岡田 一也さん(’12理工)住宅メーカーで「木のストロー」を開発?! 入ったら建築を学びたいと思っていました。女子高だったこともあって多様な学生が集まる総合大学に憧れ、とりわけ理工系学部が充実していると聞いた立命館大学に進学しました。残念ながら第一志望の学科への合格は叶わず、最初はなかなか学びに積極的になれなかった私が変わったのは、ゼミに所属してからです。ゼミ選びの際に興味を引かれたのが、環境マテリアル研究室。コンクリートを材料に楽器を作ることがテーマの一つに掲げられていて、子どもの頃からピアノやバイオリンを習い、音楽が大好きだった私は一目で「おもしろそう」と思いました。3、4回生では岡本享たか久ひさ教授の指導の下、ハンマーダルシマーという打弦楽器の製作に挑戦。厚さ1~2㎜ほどの超高強度繊維補強コンクリートの板材を使い、楽器を製作しました。「全国手づくり楽器アイデアコンテスト」に出場し、審査員や観客の前で、SMAPの「世界に一つだけの花」を演奏したことが心に残っています。面倒見が良く、温かな人柄の岡本先生を中心に学生同士の仲が良いことも魅力でした。卒業後も折に触れて岡本先生を囲んで集まるなど、今も私にとって大切な財産になっています。大学では叶わなかったものの、「建築に携わりたい」という思いは変わらず、卒業後は木造の注文住宅を手がける住宅メーカーの株式会社アキュラホームに入社しました。2年間営業を経験した後、広報課へ。そこで取り組むことになったのが、住宅とは畑違いの「木のストロー」の開発でした。「木のストロー」の開発から教育へ、 広がる可能性

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