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3.112019年8月に開催された福島県校友会総会・懇親会左から、グエン・クアン・キー株式会社リッケイ取締役副社長、仲谷善雄総長、タ・ソン・トゥン株式会社Rikkeisoft代表取締役会長原発事故により、私たちが「うつくしまふくしま」と自慢してきた美しい福島県は、「フクシマ」とカタカナで表記されるようになってしまいました。ともに、福島県校友会のさらなる活性化をお約束して、御礼といたします。10年前の大震災の再来かと心配したが、今回は津波と原発事故の心配はないとのこと。家の中は物が散乱していますが、片付けに取り掛かる気持ちもだいぶ楽です。それにしても、食器やグラス類が、値段の高いものから壊れているのは、10年前と同じ。あの日から10年目を迎えました。2011年3月11日の大震災そして福島第一この震災そして原発事故に対する母校立命館大学そして校友会の反応は誠に素早いものでありました。2011年の校友大会で登壇した当時の福島県校友会の 富田良夫会長(’67法)は、「卒業以来40数年、立命館大学は、私たちのことを忘れていなかった。」と、壇上で号泣されたのを、昨日のことのように思い出します。その後も、現役学生の被災地支援ボランティア、震災見舞金・復興支援金の募金活動、校友会「東北応援ツアー」の実施、福島県と立命館の連携協定締結等、福島と関西の距離を感じさせない数々の被災地校友会支援を、切れ目なく行っていただきました。震災10年目の節目にあたり、これまでのご支援に改めて感謝申し上げますとここまで書いたところで、2月13日深夜、福島県沖を震源とする大きな地震発生。立命館大学福島県校友会幹事長 馬場幸蔵(’76産社)校友会TOPICS●2APRIL 202120ベトナムから「IT人材育成プログラム」 修了生が来学12月8日、株式会社Rikkeisoftのタ・ソン・トゥン代表取締役会長(’11情理)と株式会社リッケイ(日本法人)のグエン・クアン・キー取締役副社長(’12情理)が立命館朱雀キャンパスに来学し、仲谷善雄学校法人立命館総長と懇談しました。お二人はハノイ工科大学在学中に国際協力機構(JICA)の「IT人材育成プログラム」の学生として立命館大学の情報理工学部で学び、トゥン会長は卒業後、ベトナムで株式会社Rikkeisoftを起業され、2016年には日本法人の株式会社リッケイを創立されました。懇談では、ベトナムでのIT人材の育成に積極的に取り組みたいという熱い抱負が述べられました。経済学部就職活動応援企画 「メントレ」を開催経済学部では、経済学部同窓会の後援を受け、今回で8回目となる就職活動応援企画「メントレ」を、1月10・11日にオンラインで開催。就職活動を控えた3回生を対象に、経済学部の校友62名が2日にわたって、模擬面接やエントリーシートの作成指導などを行いました。3回生にとっては、今後の就職活動に向けて自信がつくとともに、現在の「学び」の日々をどのように将来の「働く」日々へとつなげるかを考える時間となりました。復興への願い復興のその先へ 東日本大震災 被災地はいま。2011年3月11日の東日本大震災から10年が経ちました。立命館大学校友会の東日本大震災被災地復興支援の活動は2020年3月をもって一つの区切りを迎えましたが、震災の記憶を風化させないために、“被災地のいま”を各校友会からお届けします。

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