校友会報「りつめい」No.283(2021 JANUARY)
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JANUARY 202118岸田繁さん「初めまして、やっと会えました」という長谷川さんの第一声から対談がスタート。お互いの活躍を知りながらも、話すのは今回が初めての二人。まずは、大学時代の思い出を振り返りました。当時は、ただ音楽が好きで、それが仕事になるとは想像もしていなかったという岸田さん。音楽サークル「ロックコミューン」に入り、バンド・くるりを結成。メジャーデビューが決まった時には、衣笠キャンパスの学生会館の屋上で、当時のメンバーとバンザイをして喜び合ったという思い出を懐かしく語りました。一方、長谷川さんは、子どもの頃から野球一筋。大学でも日本代表として日米大学野球選手権大会に出場するなど華々しく活躍しながらも、ビジネスに関わることなどしっかり学べた大学時代はとても幸福な時間で、「いつか海外に住みたい」という夢を膨らませたといいます。岸田さんがデビュー後、本当に「音楽の道で生きていこう」と決めたのは、30歳。オーストリア・ウィーンでのクラシック音楽のコンサートで、鳥肌が立つほど感動した時だったといいます。「クラシックはあらゆる音楽のベース・哲学・物理学・数学はじめ『永遠に解けない問い』がたくさん詰まっています。それに魅了された時、音楽の道は長いと思った」と語りました。それに対して長谷川さんは、メジャーリーグで迎えた現役引退の際には、人知れず涙を流しつつも、「これから何ができるか」とワクワクしたとのこと。「それ以降は、ビジネスやプロゴルファーなどさまざまなことに挑戦してきました。いつかメジャーリーグに匹敵するリーグをアジアにつくるのが今の夢。人生はもっと楽しくなると信じています」と目を輝かせる姿が印象的でした。さらに二人のお話は、プロとして道を究める秘訣へ。「常に自らの強みを生かすための手段や方法を『考える能力』が重要」と言う長谷川さん。岸田さんの「ひらめきやアイデアより、それを育てていく技術を磨くこと」という言葉に長谷川さんも共感を覚えたようでした。異なる分野の第一人者同士で語り合い、共通点を発見したり、想いを新たにしたりと、互いに刺激を受けたお二人。野球好きの岸田さんが興味津々で長谷川さんにマニアックな質問を投げかける場面も。プロ野球談議も大いに盛り上がるなか、笑いの絶えない対談が幕を閉じました。オンラインでの対談でも終始笑顔の絶えない二人長谷川滋利さんライブ配信企画(くるり)× 長は谷せ川がわ 滋しげ利とし岸きし田だ 繁しげるそれぞれプロの第一線で活躍の二人の卒業生がオンラインで対話。思いもよらない化学反応も生まれる対談となりました。ロックバンドのボーカリスト・ギタリストとして、またメジャーリーガーとして、音楽・野球との出会いからプロとして生き抜く秘訣まで幅広く語り合うなかで、共感あり発見あり。どこからでも!ライブ配信企画(元メジャーリーガー)スペシャル対談

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