金かな村むら 容ひろ典のり(’15法)富とみ永なが 勇ゆう亮すけ(’02産社)佐さ別べっ当とう 隆たか志し(’01国関)JANUARY 202116株式会社アドレス 代表取締役社長Whatever Inc. CEOさんWhatever Inc. CEO富永 勇亮さん(’02産社)株式会社フラミンゴ 代表取締役CEO株式会社フラミンゴ 代表取締役CEO金村 容典さん(’15法)経営学部 徳田昭雄教授の司会のもと、校友の起業家三人が各企業の事業や特長を紹介することからスタート。続いて互いに質問をぶつけ合い、経営者として率直な意見を交わしました。「『分散型の暮らし』という新しい価値を提供することで、生活を、地域社会を、そして社会構造を変えたい」と言う佐別当さん。富永さんは、国籍も多様で才能豊かなクリエイターを率いるリーダーとして、「哲学を共有しながら、互いを尊重し合う」という、組織をまとめる秘訣を語りました。また金村さんは、社内に働きやすい環境をつくる重要性を強調しました。続いて話題が及んだのは、立命館大学での学びと起業との接点について。「2回生の夏、海外セミナーでニュージーランドに行った時、現地の女性から『日本人は働くために生きているようだ。何のために働くのか、考えた方が良い』と言われました。以来20年、『何のために働くのか』を考え続けたことが、今のビジネスにつながっています」(佐別当さん)、「休学した2年間の経験を生かし、在学中に起業に挑戦。1年で解散しましたが、このとき始めた『デジタルテクノロジーとアイディアを絡めたものづく株式会社アドレス 代表取締役社長佐別当 隆志さん(’01国関)2000年、株式会社ガイアックスに入社。広報・事業開発を経て、2016年、一般社団法人シェアリングエコノミー協会を設立し事務局長に就任。2017年、内閣官房IT総合戦略室よりシェアリングエコノミー伝道師を拝命。総務省シェアリングエコノミータスクフォース委員就任。2018年、経済産業省シェアリングエコノミーにおける経済活動の統計調査による把握に関する研究会委員。月額4万円で全国住み放題のCo-Livingサービスを展開する株式会社アドレスを設立し、代表取締役社長に就任。2019年、シェアリングエコノミー協会常任理事に就任。2020年、シェアリングシティ推進協議会代表に就任。2002年産業社会学部卒業。在学中の1999年に休学し、起業。 その後、数社を経て2019年にWhatever Inc.を設立、CEOに就任。Whateverは、エルメスジャポン株式会社のデジタル戦略、メルカリのテレビCMやNHK連続テレビ小説『スカーレット』のタイトルバック映像などを手掛けるクリエイティブ 集団。自身も社長業だけでなく、プロデューサーとして、NHK総合のドキュメンタリー番組『復活の日~もしも死んだ 人と会えるなら~』やシンガポール・チャンギ空港の常設 インスタレーション、ニューヨーク発の未来の日用品店「New Stand Tokyo」などを手掛けている。愛犬のトイプードルと遊ぶことが一番のリフレッシュ方法。り』は、今も続けている仕事です」(富永さん)、「3万3千人を超える多様な学生がいる立命館だからこそ、先生や職員の方々も含め、興味や関心の合う人と出会い、起業することができました。今でも大学の友人と会って語り合い、刺激を受けています」(金村さん)と、起業の糧になっている大学時代を振り返りました。三人それぞれの経験や想いが、多くの校友・学生に刺激を与える企画となりました。経営者として率直な意見を交わす起業家たち法学部卒業。2013~2014年にベンチャーキャピタル、2015年春には文部科学省グローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGEプログラム)の一環でシリコンバレーを訪問しChatwork株式会社でインターンを経験。2015年夏には、 インターンとして株式会社ディー・エヌ・エーの新規事業である"Anyca"のマーケティングに従事したのち、株式会社フラミンゴを立ち上げた。多文化共生社会の実現に貢献するため、カフェに外国人を呼んで外国語のレッスンを受けることができるアプリ『フラミンゴ』、オンライン英語学習コーチングサービス『フラミンゴ・オンラインコーチング』を展開。ライブ配信企画さんさん第4次ベンチャーブームといわれる今、社会のニーズに応え、社会を変える新しいベンチャーとして、革新的なビジネスで注目を集める会社を起業した校友が登場。各々のビジネスや起業への思いを語り合いました。どこからでも!ライブ配信企画立命館気鋭の起業家が語る
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