立命館大学校友会 校友会未来人財育成基金

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第39回「塩田ゼミOB会」ご報告2015年8月6日

siotazemi39_11-225x300 去る7月18日、第39回塩田ゼミOB会を塩田親文先生、奥様 里美様参加のもと、22名の参加を得て京都ホテルオークラにて開催いたしました。

第一部は、川端健嗣幹事(昭和48年卒)の司会にて開会、加藤健二代表幹事(昭和39年卒)の開会挨拶の後、塩田親文先生よりお話をいただきました。その中で北陸新幹線の金沢迄の延伸に伴い本学園への北陸地方の受験生の動向をここ数カ年注視する必要があること、ご自身の健康管理の事例を挙げられ、一人の専門家の見立てを盲信することなく、複数の専門家の見立てを参考にして、自身でも考え行動することの重要性を改めてお教えいただきました。引続き川端豊幹事(昭和48年卒)より会員近況報告、本会運営にあたり法学部同窓会「活動補助制度」の助成を得ている旨、同左「終身会員 加入、「学習支援金」それぞれの案内、活動への積極的な参加が呼びかけられました。また、本会会員相互の親交を深めるべく、チャット、グループウェア機能を包含しました「サイボウズLive」の機能、運用方法について、パソコン実機を用いた案内がなされました。最後に川端健嗣幹事より立命館理事長、総長、校友会長、及び法学部同窓会長からの祝電披露がなされました。

その後、高橋一夫氏(昭和58年卒業、近畿大学経営学部教授))より、「季節型観光地のイノベーション-吉野山観桜期の大渋滞解消のビジネスモデル」、を演題に講演を行っていただきました。
演者ご自身がJTBコミュニケーション事業部長(前職)として、桜の開花時の吉野山へ30~40万人が一時に訪れることにより交通渋滞発生、観光客の残すゴミ処理、排ガスに弱い桜の維持管理、観光客のトイレ使用に伴う水不足などの問題を解消すべく、交通マネージメント手法を用いて観光客の分散を図り課題解決へと導かれた、デ・マーケッティング手法を紹介いただきました。その結果、従前2~3時間要していた吉野山内の移動時間が、平均8分間(最大21分)に短縮され上記問題が解消すると共に、観光における価値(観光客の期待と実際に提供された価値の差)が増大したことを理解できました。また、地域社会が観光客(消費者)、観光業者両者の経済的結節点として取組むことが新たな商機を生むこと、企業自身も同左過程への能動的な参画に依り経済的価値を創造(獲得)しつつ、社会的価値も併せて創造(獲得)し得る可能性を内包していることを理論面からもお教えいただきました。演者ご自身が豊富な実務経験を積まれ、且つ研究者として理論を極められた講演を聴く機会に接することができ有意義な一日でした(詳細につきましては、本会ホームページ内、高橋一夫氏「講演資料」ご参照)。

siotazemi39_2-300x225 第二部は会場を宴会場へ移し、白井秀朗氏(昭和51年卒)の司会により、奥山淳三氏(昭和33年卒)の乾杯の挨拶、発声に続き、塩田親文先生、奥様 里美様のお話、参会者一人一人の近況報告の中終了予定時刻を迎え、参会者全員で校歌斉唱の後、第40回塩田ゼミOB会を来年7月2日、発表、鹿田良美氏(昭和58年卒)他にて行うことを確認、散会いたしました。

宴会終了後、塩田親文先生、奥様 里美様、有志にて二次会へ繰り出しました。

最後になりましたが校友会事務局(社会連携部校友・父母課)、舩尾様、同、曽谷様、法学部同窓会事務局、田村様、沼田様をはじめとする学園関係の皆さま、本会事務局を務めていただいております株式会社カワタキコーポレーション管理部秘書室、由良様にご協力、尽力いただきましたことに深謝申し上げます。

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