2013年3月23日（土）、京都校友会の2012年度を締めくくる文化事業として「第3回京都歴史回廊ウォーク『角倉一族の夢の跡を追い、早春の嵐山から嵯峨野へ』」を実施し、校友および事務局スタッフ総勢47名が参加しました。
今回で3回目を迎えるこの企画は、毎回「京都歴史回廊協議会」のご協力を得て行っています。今年2013年が、大堰川・保津川、そして高瀬川などの開削事業の中心人物として知られる角倉了以（すみのくらりょうい）の400回忌に当たることから、角倉家の本拠地である嵯峨の地を巡るコース設定としました。
一行は午前9時30分に京福電鉄嵐山駅を出発、角倉了以、その息子素庵、同じ一族で和算家として著名な吉田光由に関する痕跡を求めながら、早春の嵐山から嵯峨野にかけて歩き、二尊院にある角倉一族の奥津城を参拝しました。
集合時は少し肌寒かったものの、しだいに暖かな日差しに恵まれた一行は、詩情あふれる風景のなか満開の桃や蕾の膨らみかけた桜などを愛でつつ、案内役の細田茂樹さん（1964法・京都歴史回廊協議会常任幹事）の解説に熱心に耳を傾け、”知っているようで知らない京都”の歴史に思いを馳せながらウォーキングを楽しみました。
