6月28日(土)、京都弥生会館において、ウリ同窓会が第40回定期総会を開催した。90名超の会員、家族、そして現役学生が参集した。第一部の記念講演会は、辻元清美衆議院議員を迎え、「へこたれへん、希望と苦悩は友達や」という演題でご講演いただいた。第二部の定期総会は、申俊雨会長(69年営)の挨拶後、朴栄植事務局長(75年文)より事業報告・会計報告および事業計画案、役員改選案が提案され、全て拍手で承認された。第二部終了後、川口清史総長をお迎えし、参加者全員で記念撮影を行い、第三部懇親会へと移行した。司会進行役は、李英樹氏(75年法)と張禹基氏(74年院理工)。冒頭、申会長が、昨年度、韓国の金大中元大統領来学時に、川口総長がご挨拶の中でウリ同窓会の活動を高く評価され、金元大統領に紹介されたことに対し、謝辞を述べた。併せて、川口総長が、日本や韓国の大学の学長から高く評価されていることを取り上げ、「そのような立派な方が母校の総長を務めておられることを誇りに思う。校友として今後とも支えていきたい」と挨拶を行った。続いて学園を代表して川口総長が、国家一種や司法試験等の難関分野におけるこの間の躍進や新学部開設等の学園の近況をご報告。そして「末川先生以来、本学が多くの在日の学生を受け入れ、教育し、輩出してきたことを私は誇りに思うし、今後も続けていきたい。このことは一昨年策定した立命館憲章の『アジア太平洋地域に位置する日本の学園として、歴史を誠実に見つめ、国際相互理解を通じた多文化共生の学園を確立する』の具現化でもある。さらなる連携をお願いしたい」と述べられた。この後、現役学生を代表して文学部2回生の権美佳さんから、感謝の気持ちを込めた花束が川口総長へ贈られた。そして宋彦澤氏の乾杯発声を機に開宴となり、活発な交流が行われた。歓談の最中、趙仁幸京都大学統一同窓会会長と朴春玉同志社大学コリアクラブ会長からご祝辞をいただいた。また、恒例の3分間スピーチでは、辛栄浩氏(59年文)や金太一氏(65年営)のように著書紹介をする人や、近況報告をする人などがあり、会場全体は、世代を越え、北と南という垣根を越えた和やかな交流が展開された。宴もたけなわとなった頃、29日(日)から北海道で開催される「G8大学サミット」に出席されるため、出張される川口総長を拍手でお送りし、中締めとなった。 | |
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