栃木県校友会 早乙女様より報告レポートを頂きましたので、以下の通り掲載いたします。
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2025年6月8日 立命館・京町家キャンパス 船鉾町会所にて「お茶に親しむ会」が開かれました。裏千家 専任講師の今中宗幸先生('94文)を講師としてお迎えし、関東甲信越ブロックの校友会役員を中心に12名が参加しました。
祇園祭や船鉾について説明いただき、茶道(裏千家では「ちゃどう」と読むそうです)の歴史や大切にしている《おもてなしの心》を学んだ後、先生の優雅な所作にほれぼれしつつ、参加者たちは緊張の面持ちで、季節感溢れる和菓子と点てていただいた薄茶を味わいました。
そして次は点茶体験です。裏千家の点て方は、まずは茶筅を勢いよく前後に振り、泡が点ってきたらだんだんゆっくり振っていくとまるでカプチーノのようなきめの細かい美しい泡が点ちます。これが美味しい抹茶になるコツと聞き、参加者たちは一様に懸命に手首を動かし続けました。きれいな泡が点った者、思うような泡が点たなかった者、それぞれの泡がそれぞれの個性のように煌めき、その場に会した皆の笑顔を誘っていました。
7月の祇園祭を控えたこの日、町家の奥では船鉾の準備を地域の方々が進めていました。昔と今が融合し、時間と空間を超えて存在する立命館・京町家キャンパス。貴重な場所で贅沢なひとときを過ごすことができました。