2025年5月24日(土)14時より、アスティ45 ACU-A 1605会議室にて、「2025年度 立命館大学北海道校友会 総会・定例講演会・懇親会」が開催され、44名の校友が出席しました。
総会は、佐藤恭美幹事長('84 産社)の司会により進行し、冒頭、物故者への黙祷の後、校歌を斉唱しました。続いて、城戸寛会長('80 理工)が開会の挨拶に立ち、「2025年度からは総会開催に合わせて、定例講演会を組み合わせた開催の形式に挑戦する。この新たな取り組みに対し、“Nice Try”と背中を教えてもらいたい。」と述べられました。
来賓挨拶では、学園を代表して高山茂副総長('84 理工)より、立命館が2030年に向けて掲げる「次世代研究大学」「次世代探究学園」の構想について紹介があり、「社会に新たな価値を創造していくためにも、校友の皆様のご支援を賜りたい」と述べられました。
続いて、立命館大学校友会の林幸雄副会長('73 産社)より、「私たちはさまざまな“ご縁”の中で生きている。校友同士のつながりもまた、学びの“縁”である。この“縁”を大切にし、今後も立命館学園と校友がともに歩み、発展し続けることを願っている」と語られ、学園に在籍する後輩への支援の呼びかけがなされました。
その後、総会議事に移り、2024年度(令和6年度)事業報告および決算報告、監査報告、2025年度(令和7年度)事業計画案・予算案・役員体制案が審議され、すべて承認されました。引き続き、城戸会長より「北海道校友会サポーター制度」について説明があり、協賛者・協賛企業・団体の紹介が行われました。
続いて、浅利修一副会長('84 理工)の進行のもと、「第1回定例講演会」が開催されました。
はじめに、吉本泰一幹事(2004年 経営)より「北海道・東北ブロック 若手・中堅の交流活動について」をテーマに、2024年6月に札幌で開催した「若手の会」および、11月に岩手で行われた「若手・中堅交流会」など、地域ブロックでの取り組みや交流の様子が紹介されました。
続いて、立命館大学理工学部 環境都市工学科の伊津野和行特任教授による講演「自然災害から社会インフラを守る技術~BKCから北海道へのメッセージ~」が行われました。伊津野先生は、理学と工学の違いに触れつつ、橋を例に構造物の形式や、耐震・免震・制振の違いを紹介され、「技術者は“減災”ではなく“防災”を目指すべき」と締めくくられました。
その後、未来人財育成奨励金受給団体「CeNetwork」の経営学部4回生の堂本佳乃子さんと井上美悠さんによる発表が行われました。「高校生の未来を開くキャリア教育~CeNetworkの活動から見えること~」と題し、アンケート結果や公的データをもとに、キャリア教育の重要性や企業との連携による活動の内容が報告されました。参加者は、学生たちの熱意ある発表に熱心に耳を傾け、発表後は二人に盛大な拍手が送られました。
総会の最後には、参加者全員で記念撮影を行い、閉会となりました。
その後の懇親会では、来賓として慶祥会の大越高会長よりご挨拶をいただき、佐藤恭美幹事長の発声で乾杯が行われました。懇親会は終始和やかな雰囲気で進み、笑顔あふれる交流が行われました。
また、懇親会の場では、石塚慶如幹事・RFSリーダー(2008年 法院)より「未来人財育成基金」についての説明があり、チアカードやポチ袋を用いた寄付の呼びかけに対し、多くの校友の皆様からご協力をいただきました。
最後は、城戸会長による一本締めで締めくくられ、次回の再会を誓って散会となりました。
なお、当日は校友会事務局から田中翔大課長補佐が出席いたしました。