学校法人立命館は、新型コロナウイルス禍に対する学びの緊急支援を決定しました。
大学ホームページに、仲谷善雄総長によるメッセージと緊急支援概要の記事が掲載されています。(以下のURL)
http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1730
<以下、大学ホームページの記事から抜粋>
緊急事態宣言が継続される場合であっても、立命館学園は学園全体として、5月7日からWeb授業を実施することを決定しました。インターネットを介した形式であっても、授業の質を維持し、学生・生徒・児童の皆さんがそれぞれの学びの到達目標を達成できるよう、全力を尽くしていきます。
Web授業の実施にあたり、学園全体として、総額25億円の緊急支援策を取りまとめました。
ここでは3つの軸、すなわち①Web授業の受講のために必要な環境の整備の支援、②家計急変等経済支援策、③学習・生活・諸活動支援策、により支援を考えています。今後も、状況の変化に応じて、必要な施策を検討し実施していきます。また同時に、政府に対しても、効果的な支援策の検討と実施を強く訴えていきたいと思います。
<緊急支援概要について>
○対象:学校法人立命館が設置する大学・学校で学ぶ学生・生徒・児童全員(2019年5月1日現在:48,580人)
・立命館大学
・立命館アジア太平洋大学
・立命館中学校・高等学校
・立命館宇治中学校・高等学校
・立命館慶祥中学校・高等学校
・立命館守山中学校・高等学校
・立命館小学校
○総額:25億円
○支援概要:
(1)Web授業のための受講環境整備支援策:16億円程度
・本学園で学ぶすべての学生・生徒・児童の全員に対して、一律3万円を支給します。
・緊急的にWebを活用した授業実施となることに伴う学生・生徒・児童の各家庭における学習・通信環境整備への負担軽減のための支援策です。
・必要な方に対してPC、ルーター等を無償で貸し出します。なお、数には限りがあります。
(2)家計急変等経済支援策:5億円程度
・アルバイト就労ができなくなる、家計急変により学生生活が困難となる学生に対して、最大9万円(月額3万円×3ヵ月)を支給します。
※上記(1)の支援とあわせた場合、対象者には最大12万円の支給となります。
・公的支援に加えて実施する、家計急変等に対応する経済支援策です。
・既存の家計急変に対応する制度の対象拡大を進めます。
(3)オンラインを活用した学習・生活・諸活動支援策:4億円程度
・外出自粛の大きな制約下の状況においても、学生・生徒・児童の学習・生活・諸活動を継続するための支援策です。
・学生・生徒・児童の学習・生活面を含めたオンラインサポート体制を整備します。
・オンラインを活用した多様な学び(就職活動支援、資格や語学講座受講支援などを含む)のプログラム提供やコミュニティ支援を進めます。
○実施時期、実施方法:
・本学園において速やかに実施体制を整えたうえで、今回の支援対象となる学生・生徒・児童全員に対して周知いたします。