2019年12月14日(土)と18日(水)の2日間にわたり、立命館宇治高校において、立命館大学の若手校友および大学生が講師となり、高校2年生を対象としたキャリア企画「授業+R2019」が実施された。
立命館宇治高校では、内部進学率が高く、生徒の多くは大学受験を経験しないため、一般受験生に比べると、大学進学や学部選択を主体的に行う意識が低いという課題を抱えている。「何となく進学」という生徒を一人でも減らそうと、宇治高校キャリア教育部の教員、有志の若手校友、校友会事務局が協力し、2009年度から「授業+R」がスタート。今年で11回目を迎えており、大学進学を控える高校2年生約300名に対して、若手校友と大学生が、自身の学生時代や社会人としての経験を元に授業を行っている。昨年に引き続き、大学生スタッフが中心となって企画内容を考案し、校友スタッフとともに、一人でも多くの高校生が目標を持って大学進学できるようにと企画を行った。
1日目の14日(土)は、多方面で活躍する若手校友の社会人27名が講師となり、3人1組で各クラスの授業を実施。高校生たちは社会人講師のプロフィールを元に、授業を受けたい2クラスを選択。授業では、社会人講師が、学生時代の経験、現在の仕事の内容や取り組み、これから挑戦したいことを高校生に向けて語りかけた。授業の後半の質疑応答時間では、多くの生徒から、さまざまな質問が寄せられた。授業を通じて、高校生たちに将来のなりたい理想像を考えてもらう機会となった。
授業後には、講師の若手校友と企画運営スタッフの大学生との交流会も実施された。
2日目の18日(水)は、大学生9名が、「起業」「体育会・大学スポーツ」「留学」「長期インターン」「APU」「理系」「サークル・団体」の各テーマに分かれ、授業を実施。高校生たちは授業を受けたい2テーマを選択。大学生の講師は、各テーマを軸に、大学生活の多様性、現在描いている将来像、主体的に意思決定して行動することの大切さを高校生に語りかけた。授業を通じて、日々の生活をなんとなく過ごしてしまっている高校生たちに対して、自分で考えて行動し、大学やその後の将来について考えてもらう機会となった。
若手校友と大学生の授業を通じて、高校生たちは学部選択や大学進学、またその先の大学生活、将来の働き方について、具体的に考える貴重な機会となった。
「社会人講師一覧」
足立直之 文学部 2009年卒
池内大貴 政策科学部 2017年卒
伊藤亜由美 産業社会学部 2018年卒
稲葉泰志 文学部 2014年卒
井上薫 国際関係学部 2014年卒
香川領兵 経済学部 2011年卒
柿沼良樹 経営学部 2014年卒
川元亜耶 経営学部 2011年卒
北村和也 法学部 2016年卒
黒澤健 経営学部 2011年卒
後藤由貴 経営学部 2011年卒
小林明日香 経済学部 2018年卒
島田航 法学部 2013年卒
竹村映亮 国際関係学部 2015年卒
豊西有貴 国際関係学部 2015年卒
長井綾香 経営学部 2014年卒
中川誉也 国際関係学部 2019年卒
東野快生 産業社会学部 2018年卒
平岡慎也 情報理工学部 2017年卒
深澤秀美 経営学部 2013年卒
藤井健史 理工学研究科 2011年卒
藤井雅之 法学部 2015年卒
堀口友恵 産業社会学部 2009年卒
洪錫有 APUアジア太平洋マネジメント学部 2010年卒
水野駿 経営学部 2013年卒
森本勝也 理工学部 2013年卒
山西祐紀 法学部 2015年卒
「学生講師一覧」
池戸 佑多 スポーツ健康科学部 4回生
内田 修次 スポーツ健康科学部 4回生
木村 聡太 経営学部 4回生
酒井 美里 APUアジア太平洋学部 4回生
東島 由佳 国際関係学部 4回生
戸松 亜沙美 文学部 4回生
中村 聡志 経営学部 3回生
林 幹晟 生命科学部 3回生
三留 康寛 経営学部 3回生
「企画運営スタッフ」
稲葉芳成 立命館宇治高等学校 教諭
有地妙恵子 産業社会学部 3回生
上門裕人 文学部 4回生
牛田大稀 法学部 2回生
大友龍 文学部 3回生
大野椋馬 文学部 4回生
菖蒲結衣 国際関係学部 2回生
中尾真菜 スポーツ健康科学部 3回生
長瀬勝彦 文学部 3回生
根上一茂 文学部 4回生
古田伊玖磨 経営学部 3回生
松野遼 スポーツ健康科学部 3回生
溝谷美音 法学部 3回生
森田和総 国際関係研究科 2回生
由良菜摘 国際関係学部 2回生
黒澤健 経営学部 2011年卒
長井綾香 経営学部 2014年卒
中川誉也 国際関係学部 2019年卒
深澤秀美 経営学部 2013年卒
塩田楓 立命館大学校友会事務局(校友・父母課)