学校法人立命館は、社会課題に貢献する人材・マインド養成から起業支援までの取り組みをひとつのプラットフォームとして「見える化」し、企業との連携のもと、学生・生徒・児童への支援の拡充を図るべく、2019年9月、「立命館・社会起業家支援プラットフォームRIMIX(Ritsumeikan Impact-Makers InterX(cross))」をスタートした。
本取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)に代表される人類共通の課題に対する学生・生徒・児童の問題意識、そこから生まれるチャレンジ精神を起点に、挑戦から起業までをシームレスに支援し、初等・中等教育段階から社会課題を積極的に解決する人材(社会起業家:Impact-Maker)の養成を目指すものである。次代を担う学生・生徒・児童らのユニークなアイデアを発掘し、育て、後押することで、社会に新たな価値を創造する。
RIMIXの大きなポイントは、コモンズ投信株式会社、株式会社ジャフコ、ソニー株式会社、READYFOR株式会社(50音順)と連携し、各社のノウハウ・資源を生かしてダイナミックに展開する点にある。
<RIMIXの主な特徴>
1.立命館学園における小学校、中学校、高等学校、大学、大学院を通して、一人ひとりの社会課題解決の取り組みを促進する。社会起業家をキャリアの一つに据えたプラットフォームとして学園内の取り組みを「見える化」する。
2.研究シーズの事業化ではなく、学生・生徒・児童の問題意識、さらに挑戦から起業までをシームレスに支援する。
3.外部機関との強い連携と学校・年齢を越えた交流により、立命館・社会起業家のコミュニティ を育てる。
4.これまでの資産運用収益を原資にした社会インパクトファンドを創設する。金銭的なリターンだけではなく、複線的なリターンを追求する。
<RIMIX連携企業および連携の概要>
○コモンズ投信株式会社
・長年の社会起業家支援に基づくRIMIX運営への協力
創業以来、11年間ファンドの信託報酬の1%相当を社会起業家に寄付し、社会課題の解決に取り組む起業家を応援してきたネットワーク等を立命館らしい形にアレンジし、本プラットフォーム運営に協力する。
○株式会社ジャフコ
・起業家への支援・サポート
Co-FUNDERという精神をもって、新事業の創造にコミットし、ともに未来を切り開く。革新的かつ創造的なアイデアに対して投資を行い、若手起業家の創業や事業成長を資金調達および企業価値の向上の側面をサポートする。
○ソニー株式会社
・総長ピッチチャレンジ(※)を含めた学生・生徒・児童のアイデアを形にするための支援
起業のノウハウや開発環境を、新規事業を創りたいと考える全ての人に提供し、新規事業の立ち上げから販売・拡大までをサポートするプログラム:Sony Startup Acceleration Program(SSAP)を立命館版にアレンジし、学生・生徒・児童のアイデアをブラッシュアップする。
(※)「総長ピッチチャレンジ」・・・立命館学園の生徒や学生のプロジェクトをビジネスレベルまでブラッシュアップし、総長へピッチを行うコンテスト。
○READYFOR株式会社
・学生・生徒・児童対象クラウドファンディング
2017年1月に「READYFOR College」を立ち上げ、大学機関と連携してクラウドファンディングを通じた寄附金獲得をサポートしている。学生・生徒・児童がクラウドファンディングを活用することで、若手起業家の創業や事業成長を資金調達の側面をサポートする。
大学ホームページに記事が掲載されている。
http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1608