MBA校友会「RIMO」から総会開催のレポートが届きましたので、下記のとおり掲載いたします。
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7月2日(日)、大阪いばらきキャンパスにて、平成29年度の立命館大学経営管理研究科校友会RIMOの年次総会(ホームカミングデー)が開催されました。
【式次第】
10:00~11:30 研究会 社会保障研究会
12:30~13:45 研究会 ブランド・マーケティング研究会
14:00~15:00 総会
15:00~16:00 講演 (講師:井ノ上大輔氏(経営管理研究科3期生)テーマ:「MBAの実践」)
16:10~18:00 懇親会
まず定例の社会保障研究会では、社会保障分野に関わりのある修了生が自らコミットしている先進課題を報告しました。冒頭まず、伊富貴初美氏(9期生)が、自ら在職する「日本赤十字社の歴史と活動」について報告。次いで、生越史行氏(10期生)が、薬選びのアプリケーションの開発・普及を通じて自ら推進している、「セルフメディケーションへの挑戦」について報告しました。続いて光山誠氏(2期生)が、長年その確立に尽力してきた介護留学制度について、これが「介護人材不足の切り札となるか!」というテーマで報告しました。これらの課題報告に対して、会場からも鋭い質問や実践的提案が相次ぎました。次に、ブランド・マーケティング研究会では、北川亘太氏(関西大学経済学部助教)による、「『価値共有』時代のサービス・マーケティング」と題する、UCIラボの事例報告が行われました。UCIラボとは渡辺隆史氏(3期生)が率いる社内ベンチャーのことで、それが取り組む対話型コンサルティングについて会場の興味・関心が集まりました。
年次総会では、平成28年度活動報告・収支報告、平成29年度事業計画・収支予算、新幹事選任等の議案が、満場一致で承認されました。各種研究会・各種サークル・東京支部活動など修了生の親睦を図る自主的活動を応援していくこと、RBSの行事や広報への協力を推進すること、大阪校友会や全国校友会と連携していくことなどが決議されたほか、新しく校友会活動に加わる10期生の幹事の皆さんが紹介されました。
次に、記念講演会が始まりました。今次のスピーカーは、日本写真印刷㈱の常務執行役員・井ノ上大輔氏(3期生)です。演題は、「MBAの実践」。17年間の金融機関勤めからメーカーへとキャリアチェンジを図った井ノ上氏が、その転機にRBSに来て学んだフレームワークやツールなどのMBAの実践知が、その後の同社の展開にいかに役立ったのかについて話されました。井ノ上氏は部長職や執行役員として同社の多角化戦略を推進していきますが、その際一緒にプロジェクトを進める海外企業との仕事において共通言語の役割を果たしてくれたのが、MBAの実践知だといいます。また、井ノ上氏が同社初のMBA派遣で、その後も同社からMBA進学が続いていますが、今ではMBAを学んだ人たちが社内研修の講師を勤めるなど、人材育成面でもリーダーシップを発揮しているということです。井ノ上氏のスマートなプレゼンに、一同大いに盛り上がりました。
懇親会では、下村治生会長の挨拶で開会した後、仙石隆昭氏・杉田美和氏(10期生)の司会で、色々な修了生や教員の近況が紹介されました。あちらこちらに懇親の輪ができ、キャリアチェンジを図った修了生が新しい名刺を熱心に配っていました。様々なサークル活動(山歩きや野球観戦など)の紹介もあり、新しい繋がりへの誘いも活発です。まだまだ互いに発信したいこともあり、名残を惜しみながらも、最後に万歳三唱して閉会となりました。(陽)
今次総会に参集した65名の皆さんです。