2017年3月4日(土)、裏千家茶道会館において、「リコネクト関西女子会」による「特別企画 裏千家に学ぶ≪大人の和女子へ≫ 初心者のための茶道入門」が開催された。
リコネクト関西女子会は、20~30代の女性校友を主な対象とし、これまで様々な企画を実施してきた。記念すべき10回目である今回は、校友の伊住公一朗氏(茶道裏千家淡交会理事・2009文卒)に相談させていただき、裏千家の皆様の全面的なご協力による講義・茶道体験、さらに重要文化財に指定されている裏千家の茶室拝観という盛りだくさんの内容の企画となった。
まずは開講式の後、裏千家業躰の倉斗宗覚先生による講義・茶道体験が行われた。初めて茶道に触れる参加者も多く、緊張した面持ちであったが、倉斗先生のユーモアを交えた優しい語り口により、リラックスした雰囲気で講義・実技は進んだ。
お茶・お菓子の頂き方やお茶の点て方などを学び、実際に茶筅(ちゃせん)を使ってお茶を点て、美味しく頂いた。その際、お茶を頂く際に行うお辞儀の体験や、日常でも活用できる所作を学ぶことができた。
続いて、参加者は重要文化財である各茶室等を特別に拝観した。兜門をくぐり、露地を通り、大玄関や寒雲亭、瑠精軒、大台所を拝観し貴重な機会となった。
その後、茶道会館「心花の間」にて、お茶会体験が行われた。亭主とお客のやりとり、茶席での心構えなどを学んだ。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、閉講式を迎えた。最後に倉斗先生からの講評をいただき、参加者全員で学んだ「真」のお辞儀をすることで感謝の意を表し、集合写真の撮影の後、終了となった。
参加者アンケートでは、「茶道の基礎から丁寧に教えて頂いて大変ためになった」「茶道を通して日本文化や礼儀・マナーを知ることができた」「(茶道会館での講義や茶室の拝観など)普段は体験することのできない内容で貴重な経験となった」等、大変満足度の高い声が寄せられた。