大野実佐子をきく広島立命の会は、5月1日(日)、県民文化センターふくやまで開催された「三橋美智也メモリアル・弾く奏でる歌うコンサート」(主催・民謡三橋流中国本部三橋美智憲会)に、民謡歌手大野実佐子さん共演の報をうけ、会から辰野安秀顧問、竹島宗雄会長はじめ60代から80代の13人が応援に駆けつけることになりました。
お昼頃に福山駅前に集合した一同、あたり一面漂うバラの芳香に足取り軽くコンサート会場へ。三橋美智也といえば、私たちの幼少時代から大活躍された歌手で、民謡や津軽三味線の名手でもあります。その三橋美智也のお弟子で、福山市で民謡津軽三味線教室を開かれている校友三橋美智憲さんが企画されるコンサートですから、期待しないわけにはいきません。大野さんはどのような形で出演するのかとドキドキしながら幕開けを待っていました。
その期待に違わず、3時間半のメモリアルコンサートは趣向が随所に凝らされており、盛り沢山で見ごたえ、聴きごたえありました。満場の中をステージ前に陣取った13人は、津軽三味線の音色や迫力に圧倒されたり、民謡や懐かしい歌謡曲、バンド演奏等に酔いしれたりで、時がたつのも忘れるほどでした。もちろん、歌や太鼓を披露する壇上の大野さんには手や赤い会旗を振りながら、精一杯の声援を惜しみませんでした。
校友の三橋さんたちと大野さんが同じ民謡の土俵で創り上げたその世界に、心から癒され、エネルギーを頂きました。「本当に楽しかったねえ!」と感動の言葉を交わしながら、私たちは、広島や呉、廿日市に帰っていきました。
大野実佐子をきく広島立命の会は来春創立20周年を迎えます。隔年ごとに開催する総会・懇親会には必ず大野さんのミニコンサートを開き、ご参加された方々と和やかなひと時を過ごすことにしています。校友・会員でなくてもどなたでもご参加できますので、ぜひお越しになってください。楽しい思い出深い記念日になるよう、スタッフ総出で今から企画いたします。
(事務局 国吉真理子)
(写真 : 辰野安秀・田中龍次)