団体支援

2023/January

VOICE

支援を受けた学生の声

農園を通して広がる資源循環、地域交流の「輪」

奨励金採択テーマ
きぬがさ農園での農業・園芸活動を通して、地域交流やSDGsの達成を目指す

産業社会学部 3回生(きぬがさ農園 Kreis 代表) 山根 巧也さん

地域の方々との交流

「もったいない」から始まった農園活動

私たちKreisは、農業・園芸活動を通じて地域交流やSDGsの達成を目指している学生団体です。学内の落ち葉から作った腐葉土で野菜を育て、それを学内で消費する。そんな資源循環を通してSDGsに貢献したいと考えています。キャンパス内の落ち葉の清掃を見た学生の「ただ捨てるだけなんて、もったいない」という声から私たちの活動は始まりました。「集めた落ち葉を腐葉土に変え、それを使って野菜を育てる。そのために地域の方々とも交流できる農園を作る」ことを目指し、大学の協力を得て「きぬがさ農園」が誕生しました。

農作業を通して生まれる地域の方々との交流

現在、学生メンバーは約40名です。近隣に住む方々と一緒に、「きぬがさ農園」で大根やブロッコリー、ナス、サツマイモなどさまざまな野菜を栽培しています。地域の方の中には農家の方もいて、腐葉土づくりや野菜の育て方を教えていただくことからのスタートでした。 農作業をしながら世代を超えて話をするのが楽しいです。収穫した野菜は、大学の食堂で使ってもらったり、生協で販売したりしています。これまでに累計約3,000食分の野菜を食堂に提供しました。

資源循環に加わることで誰もがSDGsに関われる

食堂で私たちが育てた野菜を食べ、資源循環の営みに加わることもSDGsの一つです。学生の皆さんにもSDGsが身近なものであることを伝えたい。Kreisの活動を通して多くの人の課題意識に影響を与えることが目標です。団体名の“Kreis”はドイツ語で「輪」という意味です。学内での資源循環の「輪」、地域との交流の「輪」、本奨励金を活用し、たくさんの「輪」を広げ、規模を拡大していきたいと考えています。これからも応援をお願いいたします。

落ち葉から作った腐葉土
きぬがさ農園で収穫した野菜

※掲載内容は取材時のものです

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