前回の歴探は2019年秋56回稲毛散策でした。それ以来新型コロナウイルス感染拡大で延期・中止が続きました。
最近のコロナ感染者数の減少傾向から、注意を払いながら2022年11月3日(文化の日) 晴天の中 参加者15名で歴探を実施しました。今回、松戸「矢切」から葛飾「柴又」を散策するルートを探訪しました。
朝、松戸 「北総線矢切駅」を出発し、徒歩15分で「野菊の墓文学碑」着、見学。
更に20分江戸の情緒を楽しみながらで、平坦なコースを歩き、江戸川唯一の 「矢切の渡し」 へ。
小舟で対岸の柴又までのんびり渡りました。
江戸川を渡りガイドさんの案内で柴又を散策。「寅さん記念館」 「山本亭」、最後に「柴又帝釈天」を訪問。
【 寅さん記念館 】
「男はつらいよ」シリーズ映画で登場した 昭和のまち並み、くるまやセット、タコ社長の朝日印刷所 帝釈人車 他寅さんに関するものが多数展示され懐かしく感じました。
【 山本亭 庭園 】
地元の実業家 山本栄之助の自宅。大正末期から昭和初期にかけて建築されたもので伝統的な書院造りと洋風建築を複合させた和洋折衷の母屋は素晴らしく、東京都の歴史的建造物 となっており、純和風の庭園は米国でも高く評価されています。
【 柴又帝釈天 】
柴又帝釈天は病気回復のご利益があるとされ400年近く庶民に広く信仰されていますが芸術的にも一見の価値があります。二天門を入ると正面に「帝釈堂」が建っており、「瑞龍の松」と呼ばれる見事なクロマツが覆いかぶさるように茂っていました。
帝釈堂の右手から彫刻ギャラリー、大客殿へと繋がる廊下は国宝級の精巧な彫刻が並んでおり、また大客殿から見られる庭園「邃渓園」も美しい景色を見せてくれました。
※ 彫刻ギャラリー
帝釈堂内殿は東・北・西の外全面が装飾彫刻で覆われており、中でも胴羽目板に法華経の代表的な説話を10人の彫刻家が視覚化した「浮き彫り10面」は見ごとでした。
最後に 「帝釈堂・瑞龍の松」 の前で参加者全員の集合写真
世話人 : 小林常男 (‘71 理工)
中本久士 (‘73 理工)
以 上