会報りつめい291号 デジタルブック
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❼立命館大学教職大学院と京都市教育委員会が覚書を締結し、4月より、立命館大学教職大学院に在学しながら、京都市立学校で非常勤講師として働ける制度を開始しました。本制度は、大学院での学びと学校現場での実践の両立を可能にするものです。京都市では初めて、全国的にも珍しい先駆的な取り組みで、優れた教師養成のモデルの一つになると期待されています。2023年度立命館大学および大学院の入学式を挙行 ❽4月2日、京都市勧業館「みやこめっせ」にて、2023年度立命館大学の入学式を挙行。4月4日、大阪いばらきキャンパス、びわこ・くさつキャンパス、朱雀キャンパスの3会場で、2023年度立命館大学大学院の入学式を挙行しました。今年度は、新入生・ご家族の出席が可能な形態で実施し、学部生8,439名、大学院生1,555名を歓迎しました。また大学院単独での入学式開催は、今回が初めてとなりました。オープンイノベーション拠点構築の取り組みが経済産業省の拠点整備事業に採択 [2023 JANUARY~MAY]AUGUST 202326立命館大学は、経済産業省「令和4年度地域の中核大学等のインキュベーション・産学融合拠点の整備(大学等向け)」に採択されました。本学の提案は滋賀県・草津市などと連携して進めている「地域社会とともに価値創出を行う総合的イノベーション拠点形成」の実現に向けた取り組みの一つです。今後、オープンイノベーション拠点「グラスルーツ・イノベーションセンター(仮称)」設置に向け、仕組みづくりを進めていきます。世界初・カーボンナノチューブを認識する免疫受容体の発見 山口慎一朗さん(院薬博士後期1)、謝祺琳さん(’23院生命)、生命科学部の笠原浩太助教(JT医薬総合研究所研究員)、薬学部の中山勝文教授らの研究チームが、世界で初めてカーボンナノチューブ(CNT)を認識するヒト免疫受容体を発見しました。これによりCNTが炎症を引き起こす機構の一端を解明しました。研究成果は、4月7日(日本時間)、イギリスの科学雑誌「NatureNanotechnology」に掲載されました。文部科学省「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)」で最高評価を獲得 3月30日、2016年度に採択された文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)」の事後評価が発表され、立命館大学は最高評価に当たる「S評価」を獲得しました。学長・総長のリーダーシップの下、効果的な事業実施体制を構築し、法人・教学一体となって女性研究者の活躍を推進し、目標を超える成果を挙げ教職大学院と京都市教育委員会が連携学びと実践を両立する制度をスタート ●❼●❽●⓫●❾CAMPUS TOPICS

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