校友会報「りつめい」No.285(2021 AUGUST)
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最新情報はこちらをチェック![2021 MARCH~JUNE]過去最多となる世界1,240校がランキングの対象となった森島朋三理事長(左)、石村和彦国立研究開発法人産業技術総合研究所理事長(右)小西酒造オンラインショップにて販売立命館朱雀キャンパスを拠点とし、各キャンパスにラボを設置予定立命館大学と小西酒造株式会社は、一般社団法人SOFIX農業推進機構と田渕農場の協力のもと、競走馬の馬フンから作られた堆肥で栽培した米を使った「清酒・勝利馬(しょうりうま)」を共同開発。生命科学部の久保幹教授が考案した「SOFIX」は、土の中の微生物の働きを可視化・指標化する土壌診断技術です。SOFIX技術の活用は有機栽培の普及につながり、農地土壌劣化問題の解決の一助にもなります。また、「清酒・勝利馬」をおいしく飲むことは、持続可能な農業を応援することにもつながります。6月1日、立命館大学はオープン・イノベーションを通じた起業・事業化をワンストップで推進する組織「起業・事業化推進室」を設置しました。同室は、立命館学園における起業・事業化を推進するための専門機関としての役割を担います。これにより、従来それぞれ実施していた研究シーズの事業化と、一貫教育型アントレプレナーシッププログラムを相乗的に実施し、これらを社会とのつながりの中で総合的に捉え、立命館学園が有する二つの価値「知」と「人材」の社会還元を、さらに推進していきます。AUGUST 202126「THEインパクトランキング2021」 2年連続国内の私立大学で最高評価4月21日、イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education(THE)」が発表した「THEインパクトランキング2021」において、立命館大学は総合評価201-300位にランクインし、2年連続で国内の私立大学で最高評価を得ました。本ランキングは、国連サミットで採択された持続可能な17の開発目標(SDGs)に対する大学の取り組みを評価するものです。本学は総合評価に加え、「SDG11:住み続けられるまちづくりを」で国内の大学で最上位を獲得しました。産業技術総合研究所と 連携及び協力に関する協定を締結5月11日、学校法人立命館と国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)は、産業技術の振興と社会課題の解決、イノベーション人材の育成、地域イノベーションの推進に寄与することを目的とした包括協定を締結しました。産総研と西日本の私立大学との協定締結は初めてです。本協定を通じて、双方の持つ技術的資源と立命館の異分野融合研究の強みを生かし、企業とも連携しつつ、持続可能かつ活力ある社会に向けた課題解決と、その成果の社会実装に取り組みます。生命科学に基づく土壌診断技術 「SOFIX」を活用した「清酒・勝利馬」新発売大学発ベンチャー、学生起業家を輩出する 「起業・事業化推進室」を設置

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