2011年12月14日(水)と17日(土)の2日間、立命館宇治高校において、2年生を対象としたキャリア教育企画「授業+R」を開催しました。この企画は、大学進学を控える高校2年生約300名に対して、若手社会人や内定者が講義を行い、大学に進学する意味は何か、学部選択の重要性とは何かを自らの経験を元に発表してもらうもの。今回の企画に先立って、14日(水)には立命館大学の学生が講師となって事前授業を開催し、17日(土)は社会人が講師となって授業が行われました。また、4日(日)には、事前授業で講師を務める在学生が集まり、高校生の立場で授業を模擬体験する模擬授業を行って企画に備えました。
立命館宇治高校2年生は附属校のため内部進学率が100%近く、大学に確実に進学できる一方で、一般受験生に比べると大学進学の目的意識や学部選択への真剣さという意味では少し曖昧になってしまっていた。このような「何となく進学」という生徒を一人でも減らそうと宇治高校2年生の担任陣や有志の若手校友が協力し、2009年度から「授業+R」と銘打ちスタートし、今年で3回目を迎えました。
1日目の14日(水)は、立命館大学4回生が講師となって「『伊右衛門』のRootsを探ろう!~ペットボトル飲料が消費者に渡るまで~」 をテーマに1時限の50分間をフルに使った授業を実施。各教室では6グループくらいに分かれて、身近な1つの商品が手元に届くまでにどんな行程を経て、その過程でどんな仕事があるのかを考え、それぞれの仕事にはどんな能力や知識があると良いのかを知る機会としました。
生徒は、「大学生活でどんな経験をしなければいけないのか」、「どの学部を選択すれば有利なのか」など自分が望む将来に向けて何をすべきなのかを真剣に考えていて、最後に学生講師が「大学で得たこと」などを話すと生徒全員が真剣に聞き入り、1日目が無事に終了しました。
「協力スタッフ一覧」
足立 愛樹 2012年卒見込 理工
阿部 薫 2012年卒見込 国関
石内 建 2012年卒見込 政策
大久保 晶平 2012年卒見込 産社
塩田 楓 2012年卒見込 産社
田口 弘樹 2012年卒見込 国関
寺田 直 2012年卒見込 映像
中大路 健太 2012年卒見込 院経営
平井 孝典 2012年卒見込 理工
藤井 那美 2012年卒見込 経営
南 健一 2012年卒見込 文
武藤 安明 2012年卒見込 経営
2日目の17日(土)は、社会人13名が講師となり、全国から色んな方面で活躍する若手校友の社会人が集まった。生徒達は、事前に講師陣が作成した自己紹介冊子を元に授業を受けたい講師を複数候補を挙げ、先生が極力希望に沿うように教室を割振った。そして当日、生徒はそれぞれの講師が待つ教室へと移動し、1人目の授業を聞いた後、2人目の社会人講師が待つ教室へと移動し、1日で2人の話を聞きました。
授業では、自身の過去を中学校時代から振り返りつつ、大学に進学した理由、今の仕事と大学時代がどうリンクをしているか、自分の学部はどんなところだったかなど、これからどうしていきたいかという夢についても触れつつ、本音で熱く、生徒へと語りかけていました。それぞれの社会人からの等身大のメッセージに、生徒達は真剣に聞き入り、時折笑いを交えながら、教室は盛り上がっていました。
その後は、社会人講師や教職員、協力スタッフを一同に介した交流会を開催。お互いに自己紹介をしながら、新しい仕事の種が咲いたり、スタッフ同士に新しいネットワークが広がるなど、社会人、学生、生徒、教職員の全員にとって自分の人生を考える非常に良い時間となりました。
立命館大学校友会事務局(校友・父母課)からは、大西克樹課員と城本真祐子課員の2名が参加しました。
「協力スタッフ一覧」
伊藤 美菜子 2006年 国関
岩永 崇 2006年 法
高野 真由香 2009年 産社
田村 一也 2007年 産社
出倉 成昌 2010年 国関
徳田 匡志 2004年 経済
中村 雄大 2005年 APM
能政 夕介 2009年 産社
長谷川 浩久 2007年 経営
深澤 茜 2005年 経営
前田 愛 2006年 APM
吉田 薫 2009年 理工/2011年 院理工
吉田 英幹 2006年 APM
足立 愛樹 2012年卒見込 理工
塩田 楓 2012年卒見込 産社
藤井 那美 2012年卒見込 経営
南 健一 2012年卒見込 文
成瀬 武善 2012年卒見込 理工
「企画スタッフ」
森山 寛 2003年 経済
立命館宇治高等学校 キャリア教育部長 酒井淳平先生