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「月ヶ瀬・森の茶論」        猪飼康紘 (S44 経営卒)2020年10月3日

農作物と自然エネルギーの自給を目指した農的な暮らしを求め、大阪市の中心地から月ヶ瀬村(平成18年に奈良市へ)に移住して20年目になります。
大学卒業後は東京と大阪の生活が長かったわけですが、縁があって農業に出会いその面白さにすっかり魅入られて、週に1回大阪から月ヶ瀬村に通う様になりました。 そのうちに快く宿泊させて頂く農家の知り合いもでき、とうとう移住するに至りました。

当初は大阪で生業だった鍼灸整骨院を開業しながら、農業やホームコンサートを開催して楽しんでいました。連れ合いは、通勤時間に往復5時間かけて心斎橋の職場で仕事を続けていましたが、通勤時間の長さに体調を崩して退職。ハイヒールから地下足袋の生活に変わりました。現在はフリーランスとして自宅や奈良市内、大阪市内で料理教室を主宰したり、有機農業に関わる仕事をしています。
一方私の方はライフスタイルが年齢とともに変化していき鍼灸整骨院を廃業して、昨年5月からは農業の傍ら民泊「月ヶ瀬・森の茶論」を開業する事になりました。

月ヶ瀬にはコンビニがなく、温泉(我が家から徒歩3分)と茶畑と梅林があり、自然が一杯の山里です。しかしながら交通の便は以外に良く、本数が少ないもののJRや近鉄奈良駅からバスで1時間で来れますし、マイカーなら名阪国道の治田インターから5分です。
田舎の良さも十分満喫でき、都会と田舎を交互に行き来する有用性を身を以て実感した私達は、都会生活で疲弊した方々に、此処で鳥のさえずりや、木々をわたる風の音に耳を傾け、ゆったりと心身を癒やしてもらえばという気持ちが昂じてきた結果、民泊開業に至った訳です。

(追記)折しも今年の8月26日~来年の1月31日まで『いまなら』という奈良県民対象の県内宿泊等促進キャンペーンが開催されます。新型コロナウイルス感染症による影響により、甚大な打撃を被った奈良県観光業界の回復などが目的で、県内のおよそ440店のコンビニで割引クーポンを購入し、それを利用すれば、最大15,000円の補助が受けられます。

この機会に『月ヶ瀬・森の茶論』へ是非お越し下さい.お待ちしています。

*『月ヶ瀬・森の茶論』の詳細は

hp:tsukigase-morinosaron.jimdofree.comをご覧下さい。


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