(千光寺山から眺めた 土堂小学校)
陰山英男元尾道市土堂小学校校長が、立命館小118人を引率して、 尾道市土堂小学校にて、初めての交流会を実現されました。
2010年5月27日 立命館小学校の5年生、四クラス118名の児童が、陰山副校長以下9人と、保護者ら数人に引率されて、土堂小学校に到着した。
陰山先生は、「今回の五年生は、修学旅行ではなく、社会見学、体験学習ということで、尾道にやってきた。尾道では、土堂小学校との交流、福山で製鉄所を見学、広島へも行きます。
立命館小学校は今春、初の卒業生を送り出しましたが、(社会全体、学校も)国際化の流れの中で、日本的な良さを忘れがちになっています。土堂小と、立命館小の交流は、今回が初めてですが、これを機に尾道と京都が交流を深め、全体の風土を高め合っていくようになればいいのでは」と、述べられました。
その後、体育館で初の「交流会」の行事が行われ、中央に立命館小の四クラス、両脇に土堂小5年生の二クラスが整列して、始まりました。
土堂小学校の松原校長先生の 歓迎の挨拶が述べられました。
尾道では、NHKドラマの朝の連続ドラマ 『てっぱん』の尾道ロケが始まり、土堂小学校もロケ地に選ばれました。この学校は、今年、創立110周年を迎え、校舎は、75年目。12000人の卒業生の中には、小説家の林 芙美子さんや、映画の大林宣彦監督など、優秀な卒業生を多く送り出している歴史と伝統のある学校です。
陰山先生が24代目の校長、私が25代目の校長という、御縁がある学校同士の交流会が初めて行われましたが、それぞれの良さを学び合って親好を深めていけたらと思います。どうか良い思い出をたくさん、作ってください」と、述べられました。
立命館小学校の代表は、「立命館大学が出来たのは、1900年で土堂小学校と同じだが、小学校は、5年目で今春、初めて卒業生を出した新しい学校です。今回の尾道の体験学習にあたり、私たちも尾道について勉強してきたので、今日は、それを見てください。京都と尾道の短歌や俳句、京都弁でもやります。」と、述べ、陰山式モジュール授業の成果である短歌・俳句を全員で暗誦した。
宮沢賢治の『雨ニモマケズ』を京都弁で披露したのをはじめ、志賀直哉の『暗夜行路』から代表的な一節、 [寺の鐘の音]と、林芙美子の『放浪記』から、[海が見えた。海が見える] 最後に、頼山陽の「千光寺に登る」(山紫水明ここにあり)を披露した。山陽は、尾道とも縁が深く、京都。円山公園に眠っていらっしゃいます。
『言葉が心を、まちを、世界を創る』を表現し、京都と尾道の古くからの結びつきを共に確認しあいました。
この様子は、土堂小学校のブログに詳しく書かれています。
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立命館小学校の日記